彼との夜中のLINEのやり取りは週に2、3回ほどのペースで変わらず続いていた。
飲み会の帰りが多いのでたいてい彼はほろ酔いで私にLINEをしてくる。
彼とは笑いのツボが本当に合うので、会社で話す時と同じように
漫才のようなノリでテンポよくやり取りができた。
でも会社では決して見せない彼の「男」の一面も少し覗かせてくる。
私に好意を持っているような発言をしてみたり、
かと思えば冗談ですよと訂正してみたり。
私も私で、彼の好意が本気なのかどうか分からず
全く気にしてないそぶりを見せていた。
そうやってお互いの気持ちを探りあっていたのかもしれない。
とにかく、彼との連日のやり取りは二人の仲を急速に縮めていった。
会社で彼が他の人と飲みに行く約束をしているのを聞くと
「今日LINEくるな」とウキウキしていたし
何もない日でも通知にすぐ気が付けるように枕元にスマホを置いて眠っていた。
ホタルの夜から始まった二人しか知らない秘密のやり取り。
気が付けば、1か月が過ぎようとしていた。