偶然が重なった夜 | 秘密だけど大切な彼との日常

秘密だけど大切な彼との日常

何気ないけれど大切にしていきたい彼との日常をありのままに綴っていきたいと思っています。

子供達と見に行ったホタル。
私は人生で初めてホタルを見た。
本当に綺麗で感動した。
動画も撮っていいと言われたので沢山撮った。

家に帰ってきたらいつももう寝る支度をする時間になっていた。
急いで子供達とお風呂に入り、寝る準備をした。

子供達も寝静まり、私もいつもならとっくに寝ている時間。
何故かその日は寝付けず、そして明日会社で彼に見せようと思っていたホタルの動画をLINEしてみようと思ってしまった。
彼にプライベートでLINEする事はまずない。
なのに躊躇することも無く送ってしまった。

時間は、22時半になっていた。
(こんな時間に迷惑だったかな…)
そう思っていた時、彼から返事が。
「めっちゃ綺麗ですね!ぜひ明日にでも子供達と行ってみたいです!」
「そうなんですよ!ホントに綺麗でした。ってかこんな時間にごめんなさい。まだ起きてましたか?」
「今日は出張だったし、向こうで飲んでて今まだ帰りの新幹線の中なんです」
…あ、そうだ。彼は今日出張で事務所にいなかった。
「そうでしたね!お疲れ様です」

彼は飲んでいたようでとてもテンションが高かったように思えた。
「いつもみんなで飲んでる時木村さんの話になるんですよ」
「えっ、どうせ悪口とかでしょ笑」
「違いますよ!綺麗だしちょっと天然で可愛いってみんな言ってますよ」
「そんな事言っても騙されませんよ笑」
「いや、でも本当に真面目な話、いつも仕事やりやすくて助かってます。初めは本当にやっていけるのかなと思っていたけどすぐに仕事も覚えてくれたしやる事も早いし。いつもは言えないけど本当に感謝してます。」

本当に嬉しかった。
仕事の面で彼に褒められるなんて思わなかったから。
「ありがとうございます。素直に嬉しいです」
「ところで、息子さん本当に可愛いですね。この前バッティングセンター行った時抱きついてきた時本当に可愛かったです。」
「あの時はすみませんでした!でも、正直息子が羨ましかったです笑」
…ドキッとした。
ふいにそんな事を言われて自分でも顔が赤くなっていくのを感じた。
「大丈夫ですか?笑酔ってます?笑」
「酔ってますけど言ってることは分かってますよ」
「木村さんと僕が仲がいいからみんなが付き合ってるんじゃないかっていつも言ってくるんですよ」
「えっ?そうなんですか?」
「はい、でも本当に木村さんと話してると楽しいです。なんていうかウマが合いますよね僕達」
「あ、それは私も思ってました笑」

こんな話を新幹線から降りて彼が家に着くまで数時間ずっとLINEし続けていた。
気がつくと日にちも変わっていた。

思えば、あの夜は色んな偶然が重なったんだと思う。
ホタルを見に行って帰宅が遅くならなければあんな時間にLINEをする事もなかったし、そもそも何故その日に動画を送ろうと思ったのかよく分からなかった。
そして、彼も出張じゃなく家にいた時にあのLINEが送られてきたら一言お礼の返事をする程度だっただろう。
この夜のLINEのやり取りがなければ私達は始まっていなかったかもしれない。
それくらい、私達にとってこの日は忘れられない夜になった。