脳梗塞からの復活②    『死の宣告』

 

2016年5月2日(月曜日)

 

 

会社に出勤し、

早速午後半休を申請。

 

 

仕事も手につかず、

いろいろ原因を探る。

 

 

両目とも

同じ真ん中の画像がないということは

目じゃなくて

頭の中の問題かも・・・。

 

 

今日は

貴重な連休中日の平日。

 

 

眼医者行くより

最悪の場合を想定し

より危険度の高い

頭の検査を優先することにした。

 

 

そこで

ネット検索で見つけたのが

難波にある○永病院。

 

 

事情により

名前を出すのは止めておこう。

 

 

この病院は脳梗塞や脳腫瘍、

その他救急診療もやってる大きな病院で、

ホームページにも手術件数全国ナンバーワンを謳う

有名どころらしい。

 

 

しらんけど・・・

 

 

昼一番で駆けつけると、

この日は連休の中日も相重なって

待ち時間が4時間・・・。チーン

 

 

だからと言って

他に行くわけにもいかず、

このまま診察してもらうことに。

 

 

で、

どうでもいいことであるが、

この病院は

やけに手術件数やら雑誌取材の切り抜きやら

自慢大会があちらこちらに掲げられてて

違和感が半端ない。

 

 

おまけに

手術中の動画まで流れている。

 

 

4時間後、

MRIを撮って院長先生の診察が始まる。

 

 

私からこれまでの経緯を説明し、

目の真ん中の画像がない事を伝える。

 

 

院長先生はMRI画像を見ながら

「ん~、あなたこれ脳腫瘍あります。ここの部分。」

 

 

「・・・・・・・・」滝汗

 

 

生まれて初めて

一気に血の気が引いていくのを感じた。

 

 

さらに

 

 

先生曰く

「腫瘍の大きさが4㎝で除去できる

リミットを超えてるので、

一度、手術担当の医師に診せますから

ここで待ってて下さい。」

 

 

まじか・・・チーン

 

 

怖くて何も聞けない。

 

 

呆然としながら1時間ほど待つと

手術担当の医師がきた。

 

 

「全身の状況を確認したいんで

PET検査を受けてください。

2週間後の5月18日に予約入れときます。」

 

 

「それと細かい検査もしたいんで

来週の土曜日も来て下さい。」

 

 

脳腫瘍、確定やな・・・チーン

 

 

これって

死の宣告を受けてるのと

同じやん。ゲッソリ

 

 

目以外は全く症状ないんやけど、

脳腫瘍とは・・・。

 

 

診察も終わり、一旦会社へ。

 

 

同僚のみんなは

心配して待っていてくれたけど、

状況を伝えたらみんなドン引き。滝汗

 

 

だよな・・・。チーン

 

 

家に帰り妻にも報告。

 

 

反応は予想通り、こちらもドン引き。滝汗

 

 

だよな・・・。チーン

 

 

その日の晩から

死への恐怖心から

すんなり寝れるわけもなく

暗闇の中一人死と向き合うことになる。

 

 

そして色んな事が頭を過る。

 

 

妻や子供の将来、

そして年老いた両親や

飼って5年になる猫のことまで。

 

 

もちろんこれまで

死など考えたこともなく、

そう簡単には死を受け入れることはできない。

 

 

と言いつつも、

不思議なもので2週間もすると

だんだん死の恐怖にも慣れ、

いつの間にか考え込むことも無くなった。

 

 

慣れってホントに怖い・・・滝汗

 

 

脳梗塞からの復活③に続く