6月も終盤。
梅雨の真っ最中だが、今日は明るい曇天の平日休暇日。
朝のうちに、日高地方にある蓮田をまわってスナップ。
いちばんめは、美浜町三尾にある、大賀蓮の蓮田。
日の岬に近い蓮田から分根された大賀蓮が植わっている。
池の半分は、ほぼ水草が被っていて、奥のほうに繁みがあった。
昨年以前に比べると少し寂しい光景でもあったが、撮影を楽しみ、移動。
にばんめに行ったのが、日の岬の、大賀蓮池。
茨城県から分根された大賀蓮を咲かせ続ける歴史ある蓮池らしいのだが、
近年は土壌の変化やイノシシなどの獣害も相まって、なかなか苦境のよう。
昔は、大きな葉と共におおらかな大輪の花を咲かせ魅せてくれていたが、
今日の様子は、少ない葉も花も小さく、残念な状態。
そして次は、日高港シオトープにある、舞妃蓮。
シオトープは当初、海水を汲み上げていたのだが、数年後からは淡水となり、
近年、舞妃蓮が見られるようになっていた。
池の奥のほうに3株ほど成長していて、花を咲かせていた。
そしてそして、北塩屋、中山の蓮田へ。
ここも、開設当初から数年は、たくさんの花を咲かせ壮観であったが、ここ数年は
雑草も多くなって、年々成長する区域が減ってしまっている。
最後に、北吉田の蓮池。
ここも、舞妃蓮をメインに蓮田が広がっているが、他にも大賀蓮の蓮池があったり、
いろんな種類の蓮を鉢植えなどしていたりで、保存活動はいちばん熱心に行われている。
今年は、舞妃蓮池の土壌を入れ替えたりしたようで、昨年ほどの開花こそ無かったが、
池の管理は丁寧にされているようで、来年以降も期待できそうである。
半日、蓮池を歩き回ってきた。