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後藤博亮のBLOG

人と出会って、音を奏でて

~前回までの雑なあらすじ~

チェコに単身行った後藤はブルノという街に流れ着き、世界的なコントラバスの先生と出会い、6年の月日を経てついに共演するコンサートの日が訪れるのであった。


午後17時、ブルノフィルのリハーサル室で必死に練習する汗だくの日本人。



ブルノフィル本拠地の4階(↓こちらの窓辺り)はこの時期暑いです。



18時、会場入り。先生がリハーサルされていました。


アンコールに演奏された「タイスの瞑想曲」を奥様と弾かれていましたが、『ベース楽器ってこんな癒しの音色出る?』といきなり至福の気分に。照れ


今日はヤナーチェク音楽院フェスで、いわゆるコンセルヴァトアール(音楽院‥16〜22歳を対象)の学生を中心にマスタークラスや講師のコンサートをこの夏休みの最後の一週間を使って行う、という催し物でした。


会場の控え室には立派なパイプオルガンが。ここはブルノという街を代表する作曲家のヤナーチェクがオルガン学校の学長をしていたところ。ちなみにこの小さな学校は今は子どものための基礎芸術学校で、6〜18歳の生徒たちが主に教会の音楽を中心に声楽や、オルガンを学んでいます。


隣はヤナーチェクのお家で、ここで晩年の名作たちを生み出したと言われています。


目の前は、ビール&ステーキハウス。ここは100年以上ずっと居酒屋だそうで、ヤナーチェクはお家の庭でここで買ったビールを飲んでいたそうです。(彼の像はビールっ腹🍻)



ところでコンサートは、、

超満席の大盛況でしたポーン


前半の先生のソロで終始温かい雰囲気を作っていただいたからか、笑顔でアイコンタクトしながら演奏ができました。


終わった時はブラヴォオオオ!の声とともに雷が落ちる⚡️ゴロゴロドーン!しかしその声援にかき消されました💃😇👨‍👨‍👧‍👦👨‍👨‍👧‍👦



自分が演奏したボッテジーニ作曲の「グランデュオ」は、ヴァイオリンとコントラバスにいちばん難しいテクニックをふんだんに取り込んだ作品。


ん?何でこんなにヴァイオリンのパート難しくするの?ってくらい指と弓が高速で動く曲。




そして後藤は考えた、、、なぜだ、、、そしてGoogleとやほー、ウィキという現代のテクノロジーを使って調べた、、(おい博士課程滝汗)


ボッテジーニさんはイタリア🇮🇹生まれ。

→幼い頃はヴァイオリン弾きだった

→でも家が裕福ではなかったので、コントラバスで奨学金💰とって学校いくことを勧められてこっちで“ベースの神”と化した

→でもヴァイオリン弾きたい

→作曲でヴァイオリンに高度な技術を求める


という経緯でした。ん?ヴァイオリンへの嫉妬心は拭えてなくない、、か?



まぁ前のめりになりますよね。ちなみに超人イェリーネク先生はベース2本でこの超難曲をやったことがあるそう。うん。スーパーマン。


終演後にはチェコのおばあちゃん👵たちの列が。

(ここからは後藤の聞いた感じのニュアンスです。あしからず、、)

おば様
『まぁあなた!素晴らしかったわよ!!10歳の息子がヴァイオリンやってるのよ!でもボッテジーニやりたいって聞かないから弾きなさいって言ってたけど、もう言うのやめるわ!あなたみたいに弾けないもの!!(チェコ語)』

『は、はい、ありがとうございます😊難しくて長いだけですよ、大丈夫です』

おばさま
『あらそう!なら大丈夫かしら!!いやダメよ!ふふふふふ』

私(ぼく)『滝汗照れ照れ照れ照れ爆笑


おばさま2
『まぁあなた!小さいのにすごい音出すのね!いくつなの?ヴァイオリンがヴィオラに見えたわ!でもあんな高い音綺麗に出して!素晴らしかったわ!あなたスーパー通り越してボンバーよ!!ボンバー!爆弾


私『多分それコントラバスと並んでるからでは、、、ぼ!ぼんばー💣』



そのほかにも、沢山素敵な言葉をいただけました。それにしても素敵なマダム達💋にここまでめいっぱい褒められたのは初めての後藤でした、、、



ありがとうございます🙇


ところでこの曲は、10月に日本でも演奏機会をいただきました!ポーンポーンポーン



10月13日に、日本全国の仲間たちと『ばらのまち 福山国際音楽祭』に出演予定です🌹

大きなイェリーネク先生と、日本で凄いオーケストラとともに🎻演奏できること楽しみです!


こちらのチケットは地元パワーで既にかなり売れているみたいです、、福山は新幹線が止まるので、県外からも沢山の方が来てくださるそうです。有難いです🙏🙏🙏


そして!!なんとなんと、カウントダウンイベントが福山市役所(JR福山駅すぐ)にてコントラバス4本プラス弦楽オーケストラで行われるとのこと‼️


こちらの入場は無料だそうです。
コントラバスが4本と、オーケストラメンバーが5人。ん?市役所のロビーは大丈夫なのかな??

いずれにしても凄い迫力になりそうです。
↑この数が福山市役所に来るってことですよね。。(こちらはブルノフィルの日本ツアーのときの横浜)


しかもメンバーが凄まじいキラキラ読売交響楽団、ニューヨークフィル、東京フィル、東京シティフィルのトッププロの皆さん!!

なのに無料!!滝汗これは行くしかないですよ皆さん!叫び叫び叫び平日のお昼休みにウキウキウォッチン🎵あっちこっちそっちこっちいい音🎶ですよ!びっくりルンルンルンルンハッ

自分は参加できないので仲間たちを羨ましながら10月の準備してますウインク


ホームページはこちらから。


地元から凄い音楽祭が誕生しそうで、嬉しいです😊

続くったら続く。


ぜんぜん前前世(あ間違えた)前回までのあらすじ〜

時は2013年。チェコのプラハから、若干"島流し"のような形で第二の都市、ブルノにたどり着いた後藤。(チェコに海はないんですけどね)

まだ右も左も分からないこの街で、第二の国立音楽大学の入学式にたどり着くのであった。


ブルノの音楽大学は白い建物。

日本では「ヤナーチェク音楽院」と呼ばれておりますが、実際ここでの名称は

“Janáčkava akademie musických umění”…

直訳するとJanáčkava(やなーちゅこゔぁえー)→
ヤナーチェクの
Akademie(あかでみえ爆笑)
→大学
Musických(むじつきーふ口笛)
→音楽の(複数形)
Umění(うむにぇにーニヤリ)
→芸術

になります。さぁ、皆さんもチェコ語で言ってみましょう。
「やなーちゅこゔぁえーあかでみえ爆笑むじつきーふチューうむにぇにームキー


長いので、頭文字を取ってJAMU(やむ)と略していますびっくり

正真正銘の、ヤナーチェク音楽芸術アカデミー(大学)です。

重ーいドアを開けて入ると、白い階段があり、そこから聴こえてくるのはチェロにしては太い、しかし輝く音色照れルンルン


階段を登ると、そこには、、、

ん??チェロにしては大きくない??


という人たちが何人も廊下で練習しているではないか。


しかも、弾いてる曲がヴァイオリンの曲でいうとパガニーニやバッハのような超絶技巧!!ポーンポーンポーン


はやい、、

すごい、、、

音キレイ、、、

あとで知ったことですが、この大学のコントラバスの卒業生は世界最高峰オケにばんばん受かるとのこと。

弟子たちを羅列してみる。

ベルリンフィルのガンナーズ。一番弟子。

デンマーク国立放送響首席のエイナルス。

世界最高峰の室内オケ、マーラーチェンバーに入っているピョートル。同級生。


ラトヴィア国立響首席のオスカルス。

ブルノフィル首席のマレック。



あとはフィンランドのオケやら、プラハ国立歌劇場やプラハ交響楽団(fok)など、、と数え切れないキャリアを積む生徒たちがいます。



昔は「ボー」とか「ブー」とか音をだしていた同級生も、みるみるチェコのメソッドを身につけて音が美しく輝いていき、超絶技巧を身につけて世界に飛び出していきます。

そんな所に飛び込んだ私が感じたのは、「音楽の宝島、ブルノ」。


ヴァイオリンメソッドもスゴいものがあるのですが、コントラバスメソッドはさらに凄かったのです。


その“コントラバス黄金郷”を創りあげたのが、大きくて凄まじく優しい、ミロスラフ・イェリーネク先生!!


イェリーネク先生は、JAMUの弦の教授を取りまとめる弦楽器科長でもあり、まさしく"チェコの弦楽器のボス😎"と言っても過言ではないです。

しかし大きな体に、さらにおおきな心の方で、ブルノフィルのみんなも、大学の教授たちも、トップのイェリーネク先生が大好きです。

(かく言う後藤の博士課程の審査員も座っていただいて、毎年先生の顔を見ては安心していました照れ)


それから6年後。2019年、そんなイェリーネク先生の家に今日も足しげく通う日本人、、それが私です。


↑先生の弟子(スペイン人、現在国立ブルノ歌劇場首席)と共演。



なぜなら、日本、そして故郷にこの"衝撃"を伝えるべく、動いているからです!!


どーん!!
今年10月に行われる福山国際音楽祭では先生に9人のコントラバス奏者のレッスンをしていただく運びとなりました!

ブルノフィルの日本人とチェコ人メンバーも連れて行くので通訳はバッチリ👌 チェコ語ぺらぺらの日本マルティヌー協会プレジデントの沢由紀子さんにもご協力いただきます。




↑そしていま現在。
先生はよく生徒たちとデュオを弾いてレッスンされております。コントラバス歴初めて2年半のこの子も、5〜10年後には世界のプロオケかな。


そんなこんなで私、明日はブルノ音楽院フェスティバルのオープニングアクトで、イェリーネク先生とコントラバスとヴァイオリンの最高難易度の曲
ボッテジーニ作曲の“グランデュオ”を弾かせていただきます。

なんて恐れ多いことを!!




ん…??





えっと…




いや名前小っさ!!


(がんばりますので、、ブルノの方は是非)


2月のブルノフィルのツアーも無事大成功で終わり、、

、、ん?ってもう8月終わり!??ニコニコ

さて、ここ半年のゴトウさんは〜♪

なんかはじまったッテレ〜テテテーテテテーテ〜♪(お馴染みサ目エさんの次回予告のテーマ音符)

ホリーです。
ヒロの博士リサイタルの伴奏をしました。ボッテジーニは超絶技巧でしたが、素晴らしいコントラバス奏者(国立劇場主席)との共演はスリリングで凄い音圧でした。

ダヴィッドです。ヒロの博士のリサイタルでドヴォルザークの五重奏やりました。お客さんの反応が素晴らしかったです。

後藤です。ブルノ・コンテンポラリー・オーケストラ(いわゆる現代音楽オケ)の2ndヴァイオリントップとして、こんなえらい大きなとこで演奏させていただきました。ソロもありガッツリ楽しめた本番でした。


ブルノフィルの本拠地に家族も愛する姪と甥も来てくれました(小さい)


スイスのアルプスツアーでハイジを叫びました(雑)

ビジネスクラス初搭乗(あれ?スイス→チェコは一時間だけ?)
しずむんですね、席。

スロヴァキアの夏フェス参戦。


思わぬ素敵な出会いもあり!!関西で活躍する正統派クラシック/ジャズ ヴァイオリニストのユキさんと、ジャジーな弾き方のコツやチェコのヴァイオリンメソッドの意見交換ができました!有り難い機会でした。


こちら世界遺産のボイニツェ城でのヴィヴァルディ4本コンチェルト!
チェコ・スロヴァキア屈指の若手+日本人チェコフィルブルノフィル奏者の夢の共演!(これはゲネプロです)

恩師ミハリツァ先生が住むクレムニツァでマスタークラスを受けました。
ここは天国に近い場所か、、と錯覚するほど良いところです。



所変わって日本へ!
滋賀の10000以上の提灯が並ぶ、万灯祭へ!(いきなり休暇モード)

東京でよくご一緒していたピアニストの友人がプロアコーディオン奏者としてゲスト出演されていました!偶然!!


広島は福山、9回目の自主企画イベント、フィールアートカフェ☕️ 250席満席の、映像付きの、盛りだくさんでした!




おなじみのストリングス、ふくやま弦楽隊のみなさん。10月はなんと福山のばらのまち国際音楽祭に出演します!8年の成果と感謝を全力でお返しします😊


と、そんなこんなで後藤は元気にやってます。

じゃんっけんっ!


つづくふふふふ目