味覚過敏⁉
舌がん治療後、味覚障害になってから5年目です。
この1~2年で、苦手だった塩味を感じるようになりました。
それまでの3~4年間、塩味を感じることを追い求めていたため、塩味を感じるだけで何を食べても美味しいと思えます。
ところが近頃、塩味の感じ方が過剰になってきたように思います。
自分で料理をするときは、味付けを薄めにしたつもりでも、濃い味に感じてしまいます。
また、既製品は味を強く感じすぎて、美味しく思えなくなりました。
(昨日のブログでは、新発売のフレンチカップヌードルを食べたときに味の刺激が強すぎたことを書きました。)
どうも味覚が過敏になってしまったようです。
そんな中、きょうは昼食に丸亀製麺のうどんを食べました。
なぜか奥が丸亀製麺(トリドールHD)の株主優待券を持っているのですが、使用期限がもうすぐ切れそうなので、使い切ることにしたのです。
車で店舗に向かいましたが、きょうはメチャクチャ暑くて、サウナに入っているようでした。
舌がん治療後に噛んで飲み込むことが不自由になったため、前回、丸亀を利用したときに、コシが強い冷たいうどんが食べにくくて、後悔しました。↓
その時は、次は食べやすい温かいうどんにしようと思ったのに、結局、きょうも暑さに負けて冷たいうどんを選んでしまいました。
選んだのは、冷たいぶっかけうどん(普通盛り)とお稲荷さん、いわしの天ぷらです。↓
薬味のショウガは味を強く感じすぎるから使わずに、ネギ大盛りと天かす少々です。
以前は味を感じにくかったから、かけうどんよりツユの味が濃いぶっかけが自分の定番です。
右上はお茶ではなく、小鉢に取ったかけうどんのつゆ(無料)です。
最近は、この「かけつゆ」が味覚のバロメーターで、その日の味覚の調子が判断できます。
最初に一口飲んでみたら、いつもより塩味を感じて嬉しかったですが、それ以外に出汁の灰汁(あく)のような味を感じてしまいました。
カツオやコンブの変な味を感じるのです。
こんなことは、初めてでした。
やはり、味覚が過敏になっているからだと思いました。
その後、お稲荷さんを食べると、お揚げの甘辛味が濃いし、酢飯の酸味を強く感じました。
いわしの天ぷらは、魚の生臭いような味まで感じました。
天ぷらにかけた「だしソース」は、しょっぱいくらいに塩味を感じました。
虫メガネ(拡大鏡)を使って何かを見ると、普段見えない細かい部分が拡大してみえますが、まるで味覚の拡大鏡を使っているように思いました。
ところが、メインのぶっかけのつゆは、これまでより塩味を強く感じる以外は、変な味を感じることなかったので、うどんを美味しく食べることができました。
ただし、やはりコシがある冷たいうどんを食べるのに、かなり苦労しました。
途中、麺を取り出して、温かいかけつゆにつけて食べたら、少し軟らかくなり食べやすくなりました。
本当に、うどんのちょっとした硬さの違いが、食べやすさに影響するから微妙です。
また、不思議なことに、最初に感じたかけつゆの変な味を感じなくなっていました。
なので、かけつゆをおかわりしてしまいました。
多少変な味を感じても、これまでの塩味に対する飢餓感から塩味を感じれば美味しいと思ってしまい、ぶっかけのつゆもかけつゆも、残すことなく飲み干してしまいました。
きっと塩分取りすぎの食事になったことでしょう。
これまでの経験からは、味覚は良くなったり悪くなったりで、まったく先がわかりません。
この味覚過敏の症状は、今後どうなるのでしょう?
まあ、塩味を感じなかったときよりはマシなので、食べるものや味付けを工夫して対処したいと思っています。
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