まだ終わっていなかった…
昨年10月12日のブログで、誰も住んでいない実家の売却処分を終えたことを報告しました。
終わったと思っていたら、先日、税務署から「令和4年分確定申告のお知らせ」が郵送されてきました。
不動産を売却して、譲渡所得(利益)が発生している場合などには、他の所得とともに確定申告が必要との内容でした。
まったく「寝耳に水」でした。
もともと自分は、税金にはうとい方だし、実家を買い取ってもらった不動産業者からは、そんな話は聞いていませんでした。
郵送された書面を見ても、何をどうしてよいのかまったくわかりません。
(お役所からの書面て、そんなものばかりですよね。)
ということで、税務署に直接行って、その場で教えてもらいながら確定申告の手続きをすることにしました。
ところが、その予約をするのに一苦労でした。
あの有名なLINEアプリでしか、予約を受け付けてくれないのです。
(あとは税務署に直接行って予約券をもらう方法もありましたが、それだと2回行く必要が生じるので面倒です。)
自分は、いろいろ理由があってLINEはやっていなかったので、そのアカウント開設から始めなければなりません。
「なんで、お役所が民間のシステ利用利用するんだ」と非常に腹立たしく思いました。
普通に税務署のHPに、オンラインの受付システムを組み込むことはできるのではないでしょうか?
仕方なく、LINEのアカウントを開設して、きょうの午後の予約をとりました。
そしたら、スマホに電話番号を登録している知人から、「LINE始めたんですね。よろしく!」と友だち登録が来ました。
これが面倒だからLINEをやっていなかったし、(使い方がよくわからないと)勝手に情報が流れるところが気にくわないわけです。
文句を言ってもしかたがない、とにかく、きょうの午後に必要と思われる書類を持って税務署に行きましたた。
最初は、不動産の売却について、契約書と売却に必要だった経費がわかる書類(自分は測量費と家の登記のための費用の領収書)を提示して、必要な金額を税務署の方が書類に記入してくれました。
ちなみに、今回、土地の売却に伴って支払う税金は、基本的には売却で受け取った金額から、不動産の取得時に支払った金額と売却に必要だった経費を引いた額が不動産所得となり、その額の20%(国税15%+地方税5%)になるそうです。
自分のように親がウン十年も前に入手した不動産を相続して、不動産の取得額が算定できない場合は、取得費用を売却額の5%とみなすとのことでした。
そして、昨年の自分の収入や社会保険料等の支出と総合して、支払う税額が決まるそうです。
そのための書類として、昨年の収入がわかる書類(自分は3月までの給料の源泉徴収票)と、控除できる社会保険料等の金額がわかる書類(自分は国民健康保険と国民年金の支払い)を提示し、確定申告用に書類をまとめてもらいました。
ちなみに、生命保険料の控除もできるのですが、保険会社から送付された書類が見つからなかったので、申告できませんでした。
また、退職金は昨年の収入に含まれませんでした。
その後、しばらくまたされてから、税務署の方の支援を受けながらパソコンでe-TAXシステムに入力することになりました。
これが結構面倒かと思いましたが、税務署の方の指示に従って入力していけば、入力自体は簡単なので、どうにかなりました。
システムが算定してた国税額は、後で計算してみたら売却額の12.5%ほどで、結構な金額でした。
その額は、昨年10月末にバイクの一人旅で行った東北周遊の旅を、8回ほど繰り返すことができる金額です。(笑)
この他に、後日、市役所から地方税分の納税通知書が来るのでしょう。
以前、ブログに書いたように、父から相続したときに司法書士が見積もった評価額の半分以下で売却したわけで、さらにこんなに税金を支払うとなると、売却で得た金額はもっと少なくなってしまい、かなりの誤算になってしまいました。
とはいえ、これで税金を納めれば、実家の売却処分が本当に完結するのでしょう。
(まだ、何かあるのかもという不安もありますが…)
今後は、節約を強化したり、働いたりすることになりそうです。