その病気は初めて聞きましたが、原因不明の酷い疲労感が6ヶ月以上継続する病気だそうで、取材を受けていた女性は、家事をするのもままならなくなり、病名が分かるまでは、周りからただ怠けているだけではないかと思われ、辛い思いをされていたそうです
この病気、うつ病とも間違われるそうで、ということは、甲状腺機能低下症にも似ているのだろうなと思いました。
以前も書きましたが、低下症になると、全身の倦怠感、気力の低下、判断能力や記憶力の低下などが起き、年配の人の場合は認知症になったと間違われることもあるそうなので。
でも、こういう症状って、周りにはなかなか理解してもらえない辛さは私にもあったので、この女性の気持ちは痛いほど分かります
私の場合、術後にこの病気になり、しかも、診断もついているので、この女性よりは理解してもらいやすかったとは思いますが、それでも職場で理解してもらうのは正直、難しかったです。
低下症が一番ひどかった時期、1週間フルでお仕事をこなすことができず、週の途中でお休みをいただいたりしていたのですが、病状を上司に説明する際に特にそれを感じました。
倦怠感や判断力の低下だけを言っても理解してもらえないので、具体例を出し、私は車通勤をしているのですが、最近の自分の判断力では運転ができず、会社に行く際は送ってもらっている事を言うと、
「運転ができない??・・・どういう風に?」
と聞かれ、判断力が鈍く白くもやがかかった感じで頭が働かないので、無理に運転すると絶対に事故を起こすと思うと言っても、
「運転はできないけど、帰りは駅まで歩くことはできるんだ?」
と、しんどいなら、歩くことの方が辛いのでは?と、思われている感じで、とっさの判断ができないという病気(?)を理解するのに苦しんでいるようでした。
また、その他の例として、病院から徒歩5分の場所にランチに行ったとき、帰りの道が分からなくなり、自分がどの方向から来たのか、右も左も分からなくなった話をすると、
「そんなん、僕はいつもだよ~」
と言われ、いや、そういう意味じゃなくって!と、ちょっとイラっとしました
そういう、うっかり話ではなく、自分の頭はおかしくなってしまったのかなと思うほど本当に何も分からなくなるのに
また、時間の経過が分からなくなって、何もせず、何も考えることもなく、気がつけば30分くらいたっていたりするという話にいたっては、「???」だったと思います。
そのように説明をいくつかしたあと、
「仕事のときは、そういうふうに見えないから不思議だね。」
と言われ、それは、いい意味で受け取っていいのか、あるいは、そんなこと言っちゃって、たいしたことないんでしょ、オーバーな・・・と思われてるようにも受け取れ、とても複雑な気持ちでした。
でも、それは職場だから、できるだけしんどさを表には出さないようにしている訳で、本当は見た目以上にしんどいのだということを理解してほしいと思いましたが、きっと、それは無理な話なのかもしれません。
やっぱり、どの病気も怪我も、実際になった人にしかしんどさは理解できないですよね。
とくに、この病気のような不調が表立って分かりにくいものは余計に理解して貰えないかもしれません。
誰だってしんどい。誰だって冬は寒い。誰だってボーっとしたりするんだぞってやっぱり思われちゃうのかな・・・。
実際、私も同じ部署でうつ病を長年患っている人と一緒にお仕事をしたことがありますが、たまに出勤してきても、午前中だけで帰ってしまったりして、元気そうに見えたのに、一体、どんな不調が起きたの?と理解できずにいましたし、人のことは言えませんね。
でも、今だとその人の体調の悪さを少し理解できる気がします。
仕事でしか一緒にいない上司には理解してもらえませんでしたが、家族には明らかにおかしいと気づいてもらえましたし、この状態で、とても運転なんてさせられないと言われたので、家での状態は酷かったのだと思います。
やはり、自分が病気のとき、完全にではないにしても、そのしんどさを理解してくれる人がいることは心強かったです。
そして、主治医はデータとしてこうだからこうと決め付ける先生ではなく、親身になって相談に乗ってくれる先生がいいなとやっぱり思います
きっと、甲状腺の専門病院だと、同じような相談ばかりで耳にタコだと思いますが、患者からして先生は一人なので、何度でも何度でも聞いて欲しいです。