明確化は、相手の話の中で、まだ言葉になっていない気持ちを聞き手が言語化すること、
と書きました。
小さい子とのやりとりで簡単な例を出します。
子ども「なんでこんなに早くお迎えにきちゃったの?!」
これに対してよくやりがちな、NGな受け答え。
「なんでって仕事早く終われたからに決まってるでしょ、せっかく早くお迎えこれたんだから喜んでよ!」
気持ちを明確化した受け答え。
「みんなと一緒におやつが食べれなかったのが残念なのね」
こう言われると、その子は深く慰められます。
想像力豊かな人は、自分が子どもになって、こう言われたつもりになってみてくださいね。
蛇足ですが共感的すぎるママの場合、ここでごめんね、と詫びたくなったりするようですが、
謝るのが対等かどうか? はよく自問していただければと思いますよ。
わたしも深く考えずに謝っちゃう時があるのですが、
それはアサーティブとは言えず、ただ子どもをいなしている、
つまり軽くあしらっているのと同じだなあと反省したりします。
さて今日の例は、小さい子のケースでわかりやすいんですが、
相手が思春期に入った子や大人だと、感情が複雑になりますので、
より明確化の難度は上がります。
ただ、ネガティブな感情というのはだいたい種類が決まってます。
不安は未知のものへの恐怖です。
面倒くささの根元にも恐怖があります。
怒りの根元には、傷つけられた悲しみがあります。
日本人的パターンや、評価主義的パターンなど、
いろんな人の反応を感情で理解するようにしてみるのもいいでしょう。
いざ目の前の人の気持ちを理解したいというときに、
察しがつくように、普段から「人の感情」「自分の感情」に意識を向けてみてくださいね。

