傾聴、聴き方、アクティブリスニングを学ぶ勉強会を13年くらいやっています。
産業カウンセラーの勉強中の方や、資格取得後、プロレベルを目指す方がいらしてくださることが多いのですが、
特に春は新しい出会いが多く、先日も初めてさんが三人。
土曜はオープンなクラスでどなたでも気軽に参加できるため、
最初に、今の課題をシェアしてもらって、
それに合わせたフィードバックをさせていただいてます。
傾聴の学び始めでぶつかるお悩みは、
「共感しなければと思うけれども、
話をききながらこの悩みは自分の過去の体験からこうじゃないだろうかとか、
分析して理解しようとする自分がいる」
「大事なところだったと思うので何か応答しなきゃと思うが考えているうちに流れてしまう」
「つい自分の聞きたいことを聞いてしまっているようで話がずれていく感じがする」
こんなところが多いようです。
これらは、実は根本的に同じ状態で、
自分の枠組み、フィルタで理解しようとしている。
相手の話に集中しきれていず自分のほうに意識が向いている。
ということが言えるのではないでしょうか。
ほんとは、この状態すら、自覚的でないと気づかないので、
学び始めてここまできたら、ちゃんとスタートラインからは進んでいるので安心してもいいです。
でも、「共感が大事です!」としか教わってなかったら、
共感ってどうやったらできるんだろうと思うでしょうし、
共感がわからない自分はダメだ、と感じてしまうかもしれません。
わたしは、
「共感しなさい」っていう教えは教えではないと思っています笑
ほんとの共感は、しなさいって言ってできるようにならないです。
だって、カウンセラー実習って、10分とか15分とかの傾聴訓練ですよね。
最初から明確に感情を表してくる話し手さんはそんなにいません。
その短い時間で、本人が自覚していないような気持ちがわかるとしたらそれはそれなりの熟練カウンセラーです。
実際のカウンセリング場面でだって、ベテランでもいつでも相手の気持ちがわかるわけでもないです。
気持ちがわからないのに共感ができるわけないのです。
無理に共感しようとする、
そして受容とか自己一致とかももちろん同じで、
その状態がなんなのかわからないまましようとするのは無理です。
ではどうしたらいいかというと、
まずは相手の言葉の細部まできちんとキャッチできるようになることです。
つまり、話してくれた言葉を正確に聴き取ることを目指します。
聴くチカラ検定では、10級で相槌頷き、9級で単語の繰り返しですが、次に目指すのが8級「正確な一行要約」です。
要約は、相手のいった言葉をできるだけかえずに、短くすること。大切な言葉を抜き出してつなげて伝え返すこと。
たとえば、こんな感じです。
「今日は子どもの運動会で数日前からお弁当や撮影やおばあちゃんとの段取り共有やいろいろ大変だったのに、気温が急に上がったもんだから昨日急遽、午前開催に決定して、お弁当作らなくてよくなったからそこは楽だったけど予定が急に変わって段取りしなおして結局大変だった」
というお話をごく短く要約すると、
「お子さんの運動会の予定が急に変わって、いろいろ段取りしなおして結局大変だったんですね」
となります。
この例では、結論(いちばん言いたいこと=「結局大変だった」)に向けて、
そこにつながるだけのキーワードのみをピックアップしています。
結論が一番大事です。ここに応答できるようになりましょう。
次回、要約は短いほどいい、という部分をもうちょっと詳しく書きます。
傾聴力の維持、向上、
カウンセラー資格試験に向けた実習ができる勉強会は
第1第3金曜と第4土曜にやってます。
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