前回に引き続き、職場におけるメンタルヘルスの予防、特に三次予防である「職場復帰受入れと再発予防」について述べたいと思います。
心の病気の中で最も多いとされる「うつ」は、再発の多い病気です。
せっかく休職期間をつくり、治療に専念したのに、その後の職場復帰がうまくいかず退職というケースは後を絶ちません。また職場側からも、復帰後の職員の受入れに関して悩んでいるという相談はよくあります。
一人の職員に対し、長い休職期間を用意できる事業場ばかりではないので、まだ治っていないのに無理をして出社してしまうという側面もあるでしょう。
メンタルヘルスの疾患の場合、けが等と違って完全に治ってから社会復帰というより、8割治ってからリハビリがてら職場に行くほうが望ましいとされています。現実は「8割治った状態」という判断は医療的にも本人としても難しいですし、休職期間との関係で、そこまで至らずに出社ということもありえます。
本調子ではないところからスタートし、どのようにして本当の意味で「復帰」していくのがいいか、また再発を予防するにはどうすべきか、ということを考えていきたいと思います。
つづきます。