能登半島地震の被災者の皆様、各地の災害被害者の皆様に

心からお見舞い申し上げます。

19日には山本太郎議員が、過去の実例を資料として示し

ながら、公費解体等について政府対応の酷さ知らしめ、

人として心ある対応を求める質疑をされましたが、質疑時間の

終了を理由に、真摯に訴えを受け止めようという姿勢が全く

ありませんでした。

国会では、自民党の裏金を合法化する悪法が成立させられて

しまったり、健康保険証を廃止する悪事が進行しています。

明日22日が締め切りですが、保険証継続を求めるために、

パブリックコメントに投稿する運動もあります。

以下で投稿できますので、どうぞよろしくお願いいたします。

行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備に関する省令案(仮称)に関する御意見の募集について|e-Govパブリック・コメント

 

今回から、<音の作り方>につきまして、レッスンで生徒さんに

お伝えしている内容をご紹介してまいります。

 

まず、第一は、言葉、フレーズの語り方、です。

以前、ヤマハの教室向けの冊子に、ロシア奏法を日本に紹介された

村手静子先生という方の連載がありました。

先生は<はじめの一歩>というご著書を書かれ、各地で講習を

なさいました

残念ながら、私は実際のご指導を受けるには至りませんでしたが、

その中の、本当にはじめの一歩についての内容で、ああ、そうなのか、

と感じ入りました。

残念ながらその冊子がみつからず、正確な言葉ではないのですが、

ロシアでは、レッスンは二音のフレーズから始めるということでした。

二音を続けて弾く、二音をスラーで繋いでレガート奏を学ぶ

ということで、言葉のイントネーションが生まれますよね。

初めから、音の羅列でなく、音で歌う、語るということが大切な

目的なんだと教えられました。

 

私は高校時代、地元国立大学教育学部音楽特科を卒業された

高校の音楽教諭にレッスンを受けていたことをお伝えしました。

その先生から、音楽部で合唱の伴奏を受け持っていた後輩が

指導されたという話で、(後日、本人はそんな事言ったっけ?と

覚えてませんでしたが…)、す、すごい、と驚いたのですが

「1小節の全ての音の強弱を書き出しなさい」ということでした。

 

譜面上に出てくる音、繋がっている音は、全てが同じ強さや

重さではありませんよね。

どこからどこまで繋がっているか、どこにあるかで、その強さ

は違ってきます。

拍子は、強拍と弱拍が一定の順で流れてくるものですが、

1拍目が強拍、といっても、必ず同じような強さということは

ありませんよね。 その曲によって、またその位置によって

望ましい強さがあります。

 

ということで、レッスンでは、並んだ音の中の強弱についても、

かなり細かくお伝えして演奏してもらうようにしています。

何も考えずに無神経に出した音、役割を無視して出した音は

どうしても注意せずにいられません。

ただし、本当に習い始めの小さいお子さんには、それほど

うるさくお伝えすることはありません。

 

では、いよいよ、音の出し方、作り方について、です。

ピアノで音を出すには、鍵盤を下に押し下げなくてはなりません。

ですが、何度かお伝えしましたように、ただただ鍵盤の底まで

無意識にずどんと押してしまうと、音の響きがなくなります。

生の(アコースティック、電気を使用しない)鍵盤楽器には、

鍵盤の深さの中に「余地」のようなものがあります。

試しに、鍵盤を一番底まで押していただき、その後すぐに、

少しずつ力を抜いて鍵盤を浮き上がらせてみてください。

ある程度の所まで、音が出続ける筈です。

そして、そうして持ち上げることで、音の響きも立ち上がりを

感じられるのではないでしょうか?(うぉ~んとうなる様な感じ)

特に、伸ばす音は、そんな感じです。

どーんと鍵盤を下まで押して、そのまま指を仁王立ちの様に

そこについたままですと、音の響きが止まってしまったり

濁ったり、言い方は悪いですが、幼稚な音になってしまします。

あと、生徒さんには、その持ち上げる事を鍵盤から音を

吸い出す、すうぉ~んと掃除機で吸い出す感じ、とお伝え

することもあります。

 

では、次回はレガート奏やフレーズの作り方、について

レッスンでお伝えしていることのお話です。

では、また。