能登半島地震の被災者の皆様、各地の災害被害者の皆様に

心からお見舞い申し上げます。

いまだに水道も使えず、仮設住宅どころかビニールハウスや

損傷のあるご自宅で生活されている多くの方々がおられる

というのに、国民の代議士という本来の役割を忘れ、国民の

生活を守るという大切な仕事をせず、自分達の議員特権を

守り、裏金を与えてくれる大企業ばかりを優遇する政治家…

国会で、抜け穴どころか、その穴を法で守るという本末転倒の

悪法を通そうとする自公政権に憤りしかありません。

心ある政治家を選挙で選びたいです。

 

前回まで、バイエル教則本で示されている基本的な幾つかの

伴奏型につきまして、私見をお伝えしてまいりました。

今回は<歌の伴奏>につきましてお話をさせていただきます。

 

歌の伴奏と一口にいいましても、様々な場面がありますよね。

大きく分けますと、<公式・正式なもの>と<自由なもの>に

分けられるのではと思います。

〇正式な伴奏

 演奏会などでの公式にご披露する場で、歌曲やアリアなどの

 声楽曲や合唱曲など、楽譜通りの厳密な演奏が求められる場合

〇普段着の伴奏=自由(でもいい)なもの

 個人的な歌の会や一人で楽しむためのもの

 

今回は、いわば<普段着のピアノ>という感じで、気楽に

自由に弾いて楽しむ伴奏なら、こんな風なものもあります、

というお話です。

一般的には、とりあえず楽譜を見て弾くというのが通常ですが、

その楽譜が難しかったりしたらどうしましょう? 

頑張って練習して楽譜通りに弾くのもカッコいいですが、

正式な演奏会でなかったら、自分の弾き易い様に直しちゃえば

いいですよね。

 

ということで、目からウロコだった私の学びの体験です。

地元の文化会館で開催されていたダルクローズリトミックの

講習会で、講師から当に目からウロコの助言をいただきました。

その講習会は、保育施設や学校の教師・講師を対象にしたもの

だったのですが、保育の先生はピアノが得意な方ばかりでは

ありませんよね。

伴奏の指導ではなく、即興演奏についての講習の時だったと

思うのですが、

『無理に多くの音を使おうとする必要はないんですよ。』

という助言があり、実例として、

<思い出のアルバム>の伴奏を『一音だけでもこんな風に…』

 ミ~レド~ミ|ソ~ミソ~~|

 ど~~ど~~|ど~~ど~~|

と、本当に一音だけで演奏してみせて下さいました。

6/8拍子の揺れる感じを表現された弾き方でした。

弾き方が素敵だったので、本当に、「ちゃちい」感じには

聴こえませんでした。

たった一音でも音楽を素敵に表現出来る、ということは

驚きでした。

さて、では<思い出のアルバム> で試してみましょうか。

ただし、「ど~~」だけですと和音の合わない所もありますので、

実際は他の音も使った方がなじみます。

ちなみに、ハ長調=白い鍵盤だけのドから始まる音の階段では、

使う和音は三つ、C(ドミソ) F(ファラド) G(ソシレ)

ですが、C(ドミソ) の近くにまとめた一番簡単な形ですと

 C(ドミソ) F(ファ) G(シレソ)

一音にすると、それぞれの和音のキャプテンの音だけになり、

 C=ど F=ふぁ G=そ

それに合わせて単純に音を振り分けますと、以下のようになります。

ミ~レド~ミ|ソーミソ~~|ドドド ドシラ |ソ~ラソ~~|

ど~~ど~~ど~~ど~~ふぁ~~ふぁ~~ど~~ど~~

ファファミレ~~|ララソミ~~|ソ~~ミ~レ|ド~~~~~|

そ~~そ~~ど~~ど~~そ~~そ~~ど~~ど~~

レレレレ~ファ|ミ~~ソ~~|ファファファ ファ~ ラ|ソ~~ド~~|

そ~~そ~~ど~~ど~~ふぁ~~ふぁ~~ど~~ど~~

レ~ドシ~レ|ド~ラソ~~|レミファミ~レ|ド~~~~~||

そ~~そ~~ど~~ど~~そ~~そ~~ど~~ど~~||

 

ペダルを踏んで、少しゆったり目のテンポで弾いていただくと、

これだけでも結構いい感じになるんですよ。

これに加え、和音の中の他の音も使いますと、もう少し自然な感じ

にすることが出来ます。 

※その音につきましても、次回以降にお伝えしたいと思います。

 

さて、ここで大切なポイントがありまして、

<たった一音でも素敵に音楽を表現する>ためには、

弾き方=音の出し方・作り方が重要になってきます。

文章だけでうまくお伝え出来るか、微妙なところなんですが、

次回は、その音の出し方についてもお伝えしたいと思います。

では、また。