能登半島地震の被災者の皆様、各地の災害被害者の皆様に
心からお見舞い申し上げます。
輪島朝市周辺で公費解体の手続きがようやく始まるという報道が
ありましたが、SNSで、山本太郎議員の聴き取りが初めての
国会議員の来訪で、初めて話を聴いて貰えたと喜ぶ方達がおいで
だったり、水道、トイレ、食事、という生きていくために必要な
生活必需品が全く整わない多くの方のお難儀の様子を知るにつけ、
悲しくてなりません。
国会では、政策活動とは名ばかりの強欲な集金活動・選挙対策費
としか思えない裏金を何が何でも手放さない悪辣な政治家達の
盗人猛々しい法案が可決されそうです。
税金は国民の為の大切な資金の筈なのに、居酒屋で会合したり
神棚にメロンを供えるなどが政治活動だなどという嘘八百が
まかり通って、公金を懐にする自民議員を国会から追放出来たら、
と願わずにはいられません。
今回の<ピアノのおけいこ>卒業後、の項目は、子供時代に
ピアノのおけいこに通っていたけれど、その後、ピアノとは
ご無沙汰だった方 (特にお母様) へ、音数の少ない簡単な曲でも、
素敵に弾くことが可能です、とお伝えしたくてシリーズにする
ことにしました。
前提としまして、バイエル教則本の経験をお持ちの方が対象と
なります。
実際のバイエルの曲に合わせての説明も予定していますので、
バイエル教則本をお持ちの方は、実際の楽譜を参照いただけ
ましたら判り易いかと思います。
ただ、出てくる伴奏型は、基本的なものですので、他の教本を
ご使用だった方も何かのお役に立つと思います。
また、あくまでも私見ですので、その点はご了承ください。
<バイエル教則本に出てくる伴奏型>
私は、バイエル教則本に出てくる<伴奏型>は、おおよそ
以下の四種類(とメロディーの修飾)と考えています。
♪アルベルティ・バス
♪まわる伴奏
♪はねる伴奏
♪片手で二人分(上記3種の変形バージョンとして)
★メロディーにおまけ
※アルベルティィ・バス以外は、私が勝手にそう名付けた
名称ですので、あしからずご了承ください。
この中で、こどものバイエル上巻で最初に出てくるのが
17番で、アルベルティ・バスです。
では、伴奏型についてポイント…ですが、その前に。
<メロディーと伴奏>
<伴奏>について、私のイメージもお伝えさせてください。
一般的に、曲って、大体はメロディーと伴奏で出来ていて、
メロディーが主役で、伴奏が脇役、という主従関係ぽい形が
多いですよね。
なんですが、この主従関係、実は、伴奏がメロディーに対して
どう語ればいいか、の誘導役もやっているように思うのです。
例えば、
★和音の音色変化でという場合
メロディーが同じ音列を2回繰り返す時に、1回目と2回目の
和音が替わることで表情を変えるということがありますよね。
バイエル教則本では、91番(原書93番) イ短調 6/8拍子 の
冒頭1回目 ラ~ラシド~ドレ|ミ~Am
同じ音列の2回目 ラ~ラシド~ドレ|ミ~C
1回目は短調の和音、2回目は長調の和音で、ガラっと
表情が変わります。
★メロディーの音が伸びている時
特にピアノの場合、ロングトーンは無理ですから、一体どんな
表情なのかを伝えられるのは伴奏しかありません。
クレッシェンドやデクレッシェンドなどの変化の後押しが
あります。
ということで、生徒さんには、
〇伴奏は、「曲の表情を創る」という大切な役割があること
〇伴奏だけを聴いてもどんな曲かわかるように弾きましょう
とお伝えしています。
そして、「表情を創る」ということは、伴奏は「伴奏の音」を
奏でているけれど、その心はメロディーを歌っている、という
想定で、レッスン時には、伴奏の音をメロディーで歌う、という
形で、例えば、<メリーさんのひつじ>でしたら、
ミ~~レド~レ~|ミ~ミ~ミ~~~|
メ~~リさんの~|ひ~つ~じ~~~|を
ド~ソ~ミ~ソ~|ド~ソ~ミ~ソ~|と
歌ったりします。
では、次回から、いよいよ伴奏のポイントについて、
お伝えしてまいります。
<おまけクイズ 第11回>
黒い鍵盤だけで弾ける曲、今回使うのは
2個 3個 2個 の並びです
◆★ ●▲■ ◆★
2/4拍子です。
1~と~2~と~|1~と~2~と~|
◆~◆~●~▲~|■~■■■~~~|
■~◆~◆~■~|●~■~▲~~~|
■~■■◆~■~|▲~●●★~~~|
●~★~◆~●~|▲~■~●~~~||
では、また。