能登半島地震被災者の皆様にお見舞い申し上げます。

まだまだ被災状況の把握も不十分で通常の生活さえ出来ない

多くの方が苦しんでおられるのに、物資の搬送が打ち切られたり、

政府の支援が全くのように為されていないことを、SNSや

国会での山本太郎議員の必死の訴えなどで知り、その非情さに

苛立ちと悲しさで泣きたくなります。

現在、お難儀されている方々だけでなく、日本全国のあらゆる

災害事件に遭遇する全ての国民が、同様に見捨てられるであろう

問題です。金権政治家には早く退陣してほしいと願います。

 

歌の会の3月のプログラムには、毎年必ず、震災復興応援の歌を

入れている事をお伝えしました。

<花は咲く><しあわせ運べるように>は皆様がよくご存知と

思いますので、それ以外の歌をご紹介してまいりました。

 

今回は、<釜石小学校校歌> です。

東北の震災で被災した岩手県釜石小学校の校歌です。

作詞は井上ひさしさん、作曲は宇野誠一郎さんという

<ひょっこりひょうたん島>の名コンビの作品です。

釜石小学校は、釜石小学校と大渡小学校が合併して開校した

新しい学校だそうです。

校歌を作詞された井上ひさしさんは山形出身ですが、

お母様が釜石に住まわれ、ご本人も釜石で暮らされた事が

あるというご縁で依頼されたようです。

(ひょっこりひょうたん島も岩手県大槌町の蓬莱島がモデル

とのこと)

この校歌の特徴は、歌詞に校名が入っていないということです。

ですから、どこでも誰でも、な歌という感じです。すごいです。

釜石の子供たちは、防災教育を受けた群馬大学の片田先生や

昔からの教え「津波てんでんこ」を実行し、自らの命を守った

そうです。

そして、避難所となった学校の体育館で、子供達がみんなを

元気づけようと校歌を歌い、大人たちも一緒に声を合わせる

ようになったとのこと。

 

自分で考え、友と手をつないで生きることの大切さをうたった

歌詞と思います。

1番は いきいき生きる~まっすぐ生きる

2番は しっかり話す

3番は しっかりつかむ~しっかり生きる

とあります。

そして、それぞれに、「困ったときは」への導きが記され、

子供も大人も、人として生きていくことへの道しるべの

ような歌であると思います。

メロディーも明るく手拍子を打ったりどんどん行進していく

ような感じの、元気の出る素敵な楽曲です。

 

辛いとき、悩んでいるときに励ましてくれる温かい想いの歌、

本当にたくさんありますね。

では、また。