能登半島地震の被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。
いまだに、生存の危機に瀕しておられる方やお住まいの地域が
広範であるというネットでの情報を目にして、お気の毒さに
切なくなります。
国会で、過去からの各地の被害に対する対応の不足を伝え、
血の通った支援を願うという野党議員の方の必死な訴えに
まるで他人事な政府の冷酷さに恐怖すら感じます。
どうか、必要な支援がなされますように、早く、皆様が
日常を取り戻せる日が訪れますよう、お祈りいたします。
皆様ご存知のように、伴奏というのは、独唱とか合唱とか
楽器などの旋律を歌う演奏に寄り添って盛り立てるという
縁の下の力持ち的な役割です。
主役の演奏を支えるためには、その主役の歌・メロディーが
どんな風に出来ているのか、どんな風に歌われたいのか、
どんな表現を求められているのか、などがわからなければ、
演奏は出来ません。
伴奏の楽譜を前にしてすること。
まずは、楽譜に記載されている音楽表現や曲の構成などを
把握することですよね。
<楽譜から読み取りたいこと>
独唱・合唱・器楽全てについて言えることですが…。
①曲の構成の把握
②歌詞のあるものはその歌詞の把握=曲の内容
(外国語なら言葉の意味)
③メロディーの呼吸=ブレス位置とその内容
④伴奏とメロディーの絡み=音符の刻み
私はこれまで、独唱・独奏・合唱、の伴奏を経験して
きました。
謝礼などと頂くお仕事としては、
♪地域のコーラスの伴奏(練習から本番まで)
♪イベントでの歌の伴奏
♪練習での伴奏
合唱のフェスティバルでの合同合唱の練習
合唱団の本番までの練習
県民オペラの合唱(アマチュア参加)の練習
というものがありました。
上記のどれでも気を付けなければならない事が
一つありまして、それは、歌う人が音を間違えて
いないかのチェックです。
オペラの時は、練習用の音源が配布されたのですが、
テナーの方の音程が怪しくて、皆さんに音を直して
練習していただくのに苦労しました。
音源作成を依頼されたピアニストの方は、歌唱者の
音の間違いに気づいてなかったようでした。
ピアノを弾く・弾けるということは、暗黙の了解として
イコール大量の音が書かれている楽譜を間違いなく読める
ということが前提となっていると思います。
大変な仕事ですよね。
次回は、恩師から学んた伴奏者の心構え、みたいなこと
について、お伝えします。
では、また。