こんにちは。

 

前回の【ピアノと出来ること ピアノで出来ること 続き】

で ご紹介した <作曲> ですが、

今回は <作曲ごっこ> について、です。

 

作曲って、やってみたいと思いませんか?

もちろん、プロの方が作るような、誰かを感動させたり

惹きつけるような曲を作る、な~んていうのは

かなり難しいですけれど…。

作曲“ごっこ”でしたら、

何かメロディーの弾ける楽器をお持ちの方なら、

気軽に遊んでいただけるのではないかと思います。

いわば、なんちゃって作曲?ということで…。

 

素敵なメロディーが降ってきたり湧き出してきたりを

待っていても、いつになるかわかりませんので、

とりあえず、音を出しながら何とかやってみよう、

という方法を3種類、ご紹介させていただきます。

 

ちょっと面倒くさい方から…。

①音に聞く

 え?何言ってんの? とお思いでしょうが…。

以前、高校で音楽の非常勤講師をさせて頂いた時に

考えた方法で、

「校歌の歌詞に新しくメロディーを作曲しよう」

という課題で実習したのですが、生徒の皆さんそれぞれ、

結構いい曲が出来ていました。

(やりかた)

 最初に音を一つ決めて、次はどの音に行ったらいいか、

 実際に音を出して確かめながら決める。

 (次に行くと良い感じの音と似合わない音があります)

※ただし、これは音楽学習経験者のお手伝いがないと

 ちょっと難しいです。 授業では、私がその音を歌って

 聞いて貰い次の音を選ぶという方法でやりました。

 

②パズル組み立て

(やり方)

 幾つかの音の組合せ=部品を作っておいて、その中から

 いい感じになるような音の並びを選んでつなげていく。

 ※これは元ネタがありまして。

 モーツァルトさんの<音楽のサイコロ遊び>という作品です。

 あらかじめ1小節分のメロディー(と伴奏)、つまり部品に

 番号がついたものが幾つも作曲され番号が付いていまして、

 2個のサイコロで出た目の数にあたる部品をつなげていくと、

 誰でも簡単にモーツァルト風の曲が出来る、という作品です。

 約4京6千兆通りの組み合わせがあるそうですが…。

 

③音の足し算引き算

 これが一番簡単な方法ではないかと思われます。

(やり方)

 少ない音数からはじめて、段々音を増やしていく。

 例えば、【ド】だけで色々なリズムで動いてみる。

 【ドとレ】だけで動かしてみる …etc.

 ※有名なクラシック作曲家の歌曲作品に、メロディーを

  たった二つの音だけで作曲された曲があります。

  (ただし、伴奏は多彩な音で構成されています)

 

いかがでしょうか。

一番簡単と思われる③のやり方での作曲ごっこも

おいおいご紹介していきたいと思います。

では、また。