なんだか体が重い

太った気がするが

太陽フレアのせいだから仕方がない

(絶対違う・・・)

 

そんな重い、ずっしり重い映画を見た

 

 

いやぁ、GWに娘とみたのだが

切ないわ、苦しいわ

つうか、人間って醜いわ。

人間の欲って恐ろしい

 

冒頭の汽車の中の煙草の煙モクモクのシーンが

もうド・昭和!!って感じ。

思わず私も咳き込みそうだったw

 

生き別れになった鬼太郎の母を探してある村に

やってきた若かりし頃の目玉おやじ

その村は龍賀一族が支配しているのだが

なぜにこの一族がここまで繁栄してきたか

そこにはむごくておぞましい謎があったのだ。

 

一族の長である龍賀時貞が亡くなり新しい当主が

決まるというので取引のある東京の銀行から

やってきた水木。

到着した龍賀家の大広間

龍賀一族の三人の娘

うわぁーーこれはもうね

犬神家の一族ですわ

スケキヨばりの白塗りで出てきた長男の時麿とか

あのねっとりとした陰湿な感じとか因習とか

横溝正史の世界!!ド・昭和!!

 

 

まぁ、そんなこんなで(どんなこんな)

水木とゲゲ郎(若かりし頃の鬼太郎の父の事ね)は

出会うわけですね。

めっちゃ端折りましたね(笑)

 

鬼太郎が幽霊族だったというのは

BS12でやっている「ゲゲゲの女房」で

丁度そんなシーンがあったので知ったのだが

たくさんいた幽霊族がなぜ壊滅したか

最後の生き残りが鬼太郎の父と母だったのか

もう、なんていうか悲しいわ。ひどいわ。

 

シーンとしても

串刺しあるわ、くびちょんぱあるわ、の

なかなかにグロシーン満載

もうこれはスプラッターでよろしいの?

 

それでも見続けられたのは

メンズ2人のバディもので熱いんですよ

ストーリーは醜悪で救いようがない展開

なんだけど、孤独な男二人のバディ感が

どこか救いであったり希望であったり。

 

そうはいうものの容赦ないよこの話

重いわー、ずっしり重い

 

妖怪よりなにより

一番怖いのは人間

醜いのも人間なんですけどね

そして戦争の残酷さよ

 

墓場から生まれた鬼太郎

愛されてたんですよ、鬼太郎は(泣)

愛されてこの世に生まれてきたんですよ。

父と母の優しさと強さ

そんな愛の物語でもありました

 

 

何!この余韻!!

 

音楽は川井憲次!

好きに決まっとるやないですか!!

いや、もう切ないんですわこの楽曲

 

思っていたよりめっちゃよかったわ

そりゃ評判いいのわかる気がします。

 

そういえば子供のころ読んでいた学年誌の

組み立て付録が鬼太郎ハウスだったことがあった

苦労しながら完成させたその家を妹がうっかり踏んで

ぺちゃんこにしてしまって大泣きしたことを

思い出した(笑) 懐かしい。