正月に帰ってきていた息子が

「お父ちゃんがいっぱい出てくる映画おもしろいで」

と、布教してくるので観た

 

(うちの夫は顔が濃い

ちょっとインド人のようにも見えるのだ)

 

もともと映画館で見たかったのだが

3時間・・・

膀胱との戦いに不安を覚えて諦めた

家でなら安心して観られる。

 

舞台は1920年、英国植民地時代のインド。
英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。
大義のため英国政府の警察となるラーマ。
熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、
唯一無二の親友となる。
しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。
彼らが選ぶのは 友情か?使命か?
 

もうね、始まったらノンストップで

次から次へクライマックスが襲ってくる

 

いやぁ、警察官のラーマ、(兄貴って呼んでます)が

群衆に立ち向かっていくシーン
ぼっこぼこにされながらも絶対に
あきらめず追い詰めていくラーマ

人、人、人・・・

CGじゃなくエキストラなんだろうけど

あのボリュームに圧倒されますわw

 

ビームはビームで連れ去られた少女を

助けるために仲間と森から街へ

出てきてるわけです。

そんなラーマとビームが出会うんですよ
橋の上と下で視線を合わせながら協力して
川に落ちた子供を助けるラーマとビーム
一気に心が通い合う二人
セリフなしですよ。
運命の出会いってやつですわ。

お互いの素性を知らないまま

意気投合して仲良くなる二人

一緒にご飯食べたり馬で出かけたり

なんかもうね二人が

いちゃいちゃしてるようにしか見えない(笑)

 

 

兄貴(ラーマ)がかっこよすぎてしびれた
ナートウ、ナートゥのダンスバトルシーン
キレッキレっ

 


そんなに難しい振り付けではないので
誰でも踊れそうな気がする(気がするだけ)
でもあのスピードは出せない

超高速で踊りまくる二人

最高に盛り上がるシーン

 

なに、この高揚感!!

楽しい、楽しい、もう単純に楽しい。
 

だがしかし、ここで少々問題が勃発

えっと、あなたは・・誰?

 

途中で髭の形を変えるのやめてくれぃ

顔の見分けがつかないww

 

そんな時うちの娘と息子の会話は

 

「えっと、この人は良いお父ちゃん?」

「この人はお父ちゃんの仲間?」

「違う違う、悪いお父ちゃんの子分みたいな人」

「だとしたら、このお父ちゃんは

お父ちゃんの村の人?」

 

何を言っているのかわからないww

 

インドの人は

どの人見てもうちの子たちには

父ちゃんなわけですわww

 

その微妙なお父ちゃんの違いを

言葉のニュアンスでかぎ分ける子たち・・・

さすが、DNA? 血のつながり?

 

所詮私は夫とは赤の他人ですよ

いや、拗ねてませんけどね

別にそんなに悔しくもないですしね。

 

とりあえず

ほんまお父ちゃんがいっぱいでしたわ。

 

で、結構いい加減みたところではいる
インターバルの文字
おお。まだ半分なのね(笑)

文字だけで休憩にはならんのですけどね。

 

ただ、いずれわかるんですよ

ラーマが追っていたのはビームだったと。

 

まぁ、そっからは

辛い展開だったりするわけですが

 

ラーマとビーム

あんだけ仲良かったのに対決モードになって
切ないわーー
でもラーマにはラーマの使命があって
ビームにはビームの使命がある
友情か使命かで悩む二人が切ない

 

それでもね、やっぱり二人は協力して

悪に立ち向かっていくんですわ
ネタばれっちゃあネタバレなんですけど
まぁ、そうでしょうね、

そりゃそうでしょうよっていう展開

 

そしてイギリス人は

徹底的に悪者

特に総督府の嫁よ

「血が見たい」とか残虐なことを

おぬかしあそばすわけですよ

 

なんせインド人の命なんてピストルの弾

より軽いものだから殺すのに弾が

もったいないとか言い出して撲殺ですよ

むごい、むごすぎる

そら、反英運動の炎も燃えてくるわ

 

ビームとラーマはそういった独立運動の

象徴のような人たちで実際のモデルが

いるそうです。

 

水と火

お互いが対立している
でも対立するもの同志でも
分かり合えることはあるんですよね

 

足を負傷しているラーマを助けるために
ビームがラーマを肩車するんですわ(笑)

 

奇想天外!
そんなあほな。。。と爆笑しつつ
必死な二人に胸が熱くなるというね
蛇にかまれてもケガしても
たいていのことはビームの作る薬草で治るしね

もう笑ったり胸を痛めたり情緒が忙しい

アクションに感情がのっかっているような感覚

 

これは好きですよ

好きにならずにはいられない。

 

観終わった後の爽快感は抜群でした。

 

 

 

 

  • 監督:S・S・ラージャマウリ
  • 脚本:ヴィジャエーンドラ・プラサード、S・S・ラージャマウリ
  • 出演:ラーム・チャラン、N・T・R・ラオ.Jr、アーリヤー・バット、レイ・スティーヴンソン、オリヴィア・モリス、アリソン・ドゥーディ 他

2022年製作/179分/G/インド