砂漠の街「アステロイド・シティ」に

宇宙人が襲来してくる

ただこれは架空の街なのです。

 

もうね、なんのこっちゃ?

って話ですよ。

 

まず最初に出てくるのはモノクロな

テレビ画面

その中で司会者らしきおっちゃんが

演劇界注目の新作

「アステロイド・シティ」という戯曲に

ついて話し出す。

 

そして唐突にカラフルな画面になって

その舞台劇が始まるんですよ。

劇中劇ってやつですね。

 

舞台劇の「アステロイド・シティ」の

合間にその舞台裏やテレビ画面が挿入

されるので構造的にややこしいことに

なっているんですよ。

 

まあね、劇中劇っていうのはよくある

演出なんですけどね

メインになるのは役者のリアルの

ほうじゃないですか。


しかしこの映画は劇中劇のほうが

メインなので(多分)

そっちのストーリーが中心なんだけど

所々に舞台裏みたいな感じで

リアルな役者と監督のからみを

入れてくるんですよ。

そのたびに我に返るというか

なんか興ざめしてしまうというか

混乱してしまうというか

 

ああ、説明するのもややこしいww

 

で、中心となる劇中劇の

「アステロイド・シティ」は

どんな話かっていうと

 

隕石が落下してできた巨大なクレーターが

観光名所になっている砂漠のこの町に

科学賞を受賞した天才少年少女5人が

家族とともに招待されるわけです。

 

メインの家族は母親が亡くなったこと

を子供たちに言い出せないカメラマンの

父親(ジェイソン・シュワルツマン)

映画スターであるシングルマザー

の女優(スカーレット・ヨハンソン)

まぁそれぞれなにがしかの

問題はあるようですが少しずつ

交流していく群像劇。

 

そんな中、授賞式だったか何かの

イベントだったかの時に

(めっちゃうろ覚え)

突如として宇宙人が現れ

街は封鎖されるっていうね。

 

わかります?

なんだか色々と変なことが起きるん

だけど登場人物がそれ以上に変だか

らか、まぁ良しとしましょうか。

 

とりあえず宇宙人は笑った。

 

ああ、これは好きな感じだなーと

見始めたのですが

中盤以降

おおぅううww

ちょっと私的には微妙っつうか

難しかったっつうか

正直に言うと睡魔に襲われたっつうか

どこにも感情移入できないっつうか

 

そもそも感情移入するような映画では

ないのかもしれないけど

 

 

トムハンクスは最高だった

クソじじい味をかもしててよかった。

三つ子の女の子との会話が

くすっとさせてくれるわけです。

 

 

なんかね家族を失った喪失感みたい

なものも感じるんですよ。

でも宇宙人が来たり

天才科学者の子供たちが

活躍し始めたり

カメラマンとシングルマザーの女優が

絡んできたり

接点あるようなないような

そら、私の感情

右往左往するよなw

 

 

だいたいね

劇中劇にする意味がよくわからんのw

私の頭が単純だから情報量が

処理できないんだと思います。

すっかりおいてけぼりさー

 

スカーレット・ヨハンソンの

アンニュイな感じは

大好物だった

 

 

なんか悔しいわー

これはリベンジしたい

映画館じゃなくていいから

もう一度見たい

クセになりそうな気もする。

 

それでもね

おもちゃみたいなカラフルな

列車が走る場面で持っていかれ

ましたよ

アボカド積んでるかと思えば

ミサイルも積んでいる(笑)

 

色彩とか映像とかもうセンスの塊

ポップでおしゃれ

この独特の世界観

カラフルなのになぜだか

寂しくて優しいみたいな。

哀愁を感じるところは

どうしたって好きなんですよね

 

 

あれ?どこかで見たことある・・

と思ったら

グランド・ブタペスト・ホテルの

ボーイやないですか!!

お久しぶりに出会えて嬉しかったです。

 

監督 ウエス・アンダーソン

CAST ジェイソン・シュワルツマン スカーレット・ヨハンソン

トム・ハンクス ジェフリー・ライト ティルダ・スウィントン

ブライアン・クランストン エドワード・ノートン

エイドリアン・ブロディ ウィリアム・デフォー

 

2023/アメリカ/104分