スケートの神様、ありがとう

2人の最高の笑顔をみせてくれて(号泣)

 

さて、いきなり始まりましたが

先週末にあった

フィギュアスケートの世界選手権

行ってきましたよ

さいたまスーパーアリーナ、いえい!

どのカテゴリーも大盛りあがりでした。

ヒャッホォー(テンションが変)

 

アイスダンスも平日の昼間から大盛況

もちろん1組目から見たわけですが

かなだいの順番が近づいてくると

ドキドキして来るんですよ。

持つか、これ

私最後まで見届けられるか

って、もうね命の危険ですよ。

でもこのドキドキが

歓喜にシフトしていく

あの瞬間が

高橋大輔なわけです

(意味不明なことを言い始めております)

 

 

どうよ、キレッキレやんか(笑)

大ちゃんが観客をなぎ倒して行ってた、悪い顔して

きゃぁーーー、最高。

ちょっと大ちゃんツイヅル回りすぎてたみたいだけど

バレてへん、バレてへん(しっかりバレてた、当たり前)

ラテンのリズムに乗って踊る2人の動きは

氷の上とは思えない。

 

一糸まとわぬ、いや間違えた

(それは私達がかなり乱れるww きゃー)

 

一糸乱れぬ演技を目指していたと思うので

残念なところはあるものの

テクニックの詳しいことはわからなくても

どこからどう見たってカッコイイし美しい

 

2人の演技から放たれる熱量みたいなものが

会場中を包み込んで

自慢じゃやないが

いや自慢だが

これほど観客を沸かせるのは

やっぱりかなだいなんですよ。

(私がドヤ顔してどうするよw)

 

ふぅぉぉぉーーーーー

3年ぶりの声出しOKの会場

待ってましたよこの時を!

私も他の方たちと同じように叫んだ

 

なのに、どうしたことか声が出ない

3年のブランクのせいか

緊張して喉が開かんのか

それとも加齢なのか?

頭の中では誰にも負けぬ大きな声で

絶叫しているのだが(それはそれで迷惑)

出てくるのは

ふうぉぉっおーー、ぴゅーーという

どこかの穴から漏れ出たような音だけなのだ

なんと詰めの甘いことよ。

 

なぜ私は発声練習を怠ったのだ!!

激しく後悔した。くやちぃ。

 

 

かなだいの演技が終わったので上位陣はもう

祭りを楽しむ気持ちで見ることが出来た

まるでショーを見ているような最終グループ

最高最高。

もうね、この人達はきっと氷の上で

ずっと暮らしてるんですよ。

 

まぁそんな感じで一日目が終わったんですが

実は私、今回の試合では一つ心に決めたことが

あったのですよ。

それは5分間練習の時にそれぞれの選手に

かける応援の声

「大ちゃんがんば――」ってやつです。

ファン歴は長いけれど現地応援は

数えるほど。シングルのときは勇気がなくて

出せなかった声。

(ショーのときにはガンバーって掛け声はしないからね)

もしかしたら大ちゃんの試合を見に行けるのは

今回が最後かもしれない、と思うと

悔いを残したくない。

絶対に「大ちゃんがんば――」を言う!

リズムダンスのリベンジだ

 

今回は東京の息子の家に泊まり行ったので

明日に備えて声出しの発声練習をしてみた

 

「ふっふっふぉぉーーーーー」

と言った瞬間息子に

 

「口にタオル詰めてやってくれるか」

と言われた

 

なんと・・・

 

なんだか

誘拐プレイのようになりながら(どんなプレイや)

口にタオルを当て頭を布団に突っ込んで

「ふぁいちゃん、ふぁんばーーーー」

(大ちゃんガンバー)

「ぶっほぉぉぉーーー」と練習した。

 

息子が

「お母ちゃん、マジ、楽しそうやな」

羨ましそうに私を見ていた

(呆れているとも言う)

 

そして

「それは、いつもお母ちゃんが見てる大ちゃんの

ビデオの中から聞こえてくる

謎の民族の掛け声みたいなやつか?」

と聞かれた

 

謎の民族・・・

普通の声援だと思っていたが…

 

ありがとう、そんな変な民族のお母ちゃんを

泊めてくれて。

 

さぁ、フリーダンス、オペラ座の怪人

この日は

最上階までほぼ満員のさいたまスーパーアリーナ

熱気がすごい。

かなだいのグループが出てきて名前がコールされる

一斉にちぎれんばかりに振られるバナータオル

(みんなどこに隠し持ってたんや?)

 

5分間練習が始まった

来た!このときが!!

勇気を振り絞って

「かなだい、がんばーーー!!!」と叫んだ

昨日の発声練習のおかげか今日は声がするっと出た

念願の「大ちゃんがんば―」が言えた

嬉しい、満足。

 

溜まりに溜まったものが吹き出した感じ

みんな叫びたかったんですよ。

何、この一体感!楽しいーーーー

 

練習時間が残り1分

かなだいの2人はそれぞれ一人ずつになって

動きを確かめるために滑っている

大ちゃんがフェンスに近づいてくると

その動きに合わせるように

「大ちゃんガンバー」の声が飛ぶ

ウエーブみたいに

掛け声が祈りのように聞こえた。

 

あー、シングルのときもこうして

みんな応援してたなぁってあの頃の風景と

それだけの時間の経過を思って胸がいっぱい。

 

 

さぁ、楽しもう。

ドキドキはしていたけれど今日は

テレビで見ていたときのような

意識が朦朧とするほどの緊張はなかった

一つ一つのエレメンツが成功するたびに

よっしゃ!よっしゃ!!

よし!よし!!!!!っと心の中で叫び

手を握りしめる

 

会場全体の空気の密度が濃くなってきて

息苦しいほどだ。

大丈夫、大丈夫、行ける行ける、今日は絶好調

言霊のように唱えつつ

2人の世界観に引き込まれていく。

 

舞台装置もなにもないのにそこは

オペラ座の舞台そのものだった

 

 

最後のコレオリフトが終わりラストのポーズに

なった途端飛び上がるようにスタオベ

拍手と歓声

ごぉぉーーーつって地鳴り?とともに

たまアリが揺れました。

この興奮の渦の中に入られた幸せ

一生忘れない。

 

演技が終わった瞬間泣き出した大ちゃんの顔が
16年前のオペラ座のときの泣き顔と一緒で
あれからの栄光や挫折諸々を思い出して
その長い道のりに泣きますよ。号泣っすよ

 

嗚咽、嗚咽、隣の人も号泣

「良かったですよね、良かったですよよね」って言いながら

見ず知らずの

どこの馬の骨かもわからん人と(言い方)

抱き合わんばかりのハイタッチ

いくら感動したからって

こんなにすぐに打ち解けるものか?っていうか

もう私ら戦友? なんなら竹馬の友?ってぐらいの

親しさを感じましたよ。 

どこのどなたか全くしらんけど。うふふ。

 

マリーナがキスクラで大ちゃんにまず聞いたのが

「楽しめた?」って言っていたこと

「イエス」って答えてた大輔くん

順位よりも点数よりもなによりも
大輔が笑っている、幸せそうにしている

ということが嬉しい。

 

関係者席もスタオベ、壮観

お祈りポーズで見守っていたステファンが泣いていた

後でかなちゃんが

「見守られてるな、と思った」と言ってくれて嬉しい

 

見守りました、瞬きもせずに

目パリパリに乾きすぎて何度か

『目が、目がァァァ―――』つって

一人ムスカになりましたが。

大丈夫、その後には幸せな涙で目を潤すこともできました。

 

 

さいたまスーパーアリーナの天井までの

国旗とバナーの海

「絶景かな、絶景かな」

私の中の石川五右衛門が

申しておりまするよ。

 

私の斜め前の方は、他国の国旗もたくさん

用意して、もうね、マジシャンのように

次から次へ国旗を出してくるんですよ

ちゃららららら~~~♪ って次は

鳩が出くるんちゃうか?

ってぐらいの勢いで国旗をふりふり

きっとあれが

国旗職人という人たちなんだと思います(笑)

 

どの選手にも温かい声援と拍手

それは順位が上の選手だけじゃなくても関係なく注がれて

もう最高に楽しい試合だった。

 

今回印象に残ったのは友野くんとキーガン・メッシング

ジャンプでの失敗はあったけど会場の盛り上がりはすごかった

キスクラ可愛かったで賞はフランスのエイモズくん

目の前で見た

イリヤ・マリニンの4Aもすごかった 

ステップの所々にネイサン味も感じてまだ荒いけど

マリニンくん、センスはあるとみた。

 

アイスダンスはカナダのパイポーのエビータ
Don't Cry for Me Argentinaが流れた瞬間
胸が詰まった

もう試合じゃなかった、舞台だった
わたしはやっぱりこういう

演劇的でドラマティックな

プログラムが好きなんだろうな。

上位陣はどのカップルも素晴らしかった

もうね、あれは好みだけの差だわ。

 

終わってみればなんという神大会

フィギュアスケートを愛している観客たちが

夢のような特別な空間を作りだしていた。

 

 

 

始まったらあっという間に終わってしまう

セクシーでパワフル、みんな骨抜きにされてしまえ(笑)

薄すぎず、厚すぎず、肌がすこー―し見えてる大輔の

衣装も注目よ。顔は濃い。

 

 

劇団四季のオペラ座の怪人はすごいらしいけど

かなだいのオペラ座の怪人もすごいから見て。

 

 

ついでに16年前のオペラ座の怪人もおいておく

この時の3位はステファン・ランビエールなんですよね。

今は昌磨くんのコーチ