ひぃぃぃややややーーー

土曜日の午前8時

リビングから流れる私の絶叫

まさかのまさかですよ

哉中ちゃんがリズムダンスで転倒

 

アイスダンスの話です

先週末の四大陸選手権

FOD配信の前で

お祈りポーズで応援ですよ。

 

いやもうね、キレッキレやん

ちょっとツイズル危なかったけど

なんとかまとめたしここまで来たら大丈夫と

思った矢先の出来事

えっと・・今・・

私は何を見たんでしょう

(すぐに現実逃避するヘタレ)

胃・胃が痛い (泣)

 

しかししかしですよ、その後の大ちゃん

ギリッギリのところで哉中ちゃんをよけて

同時転倒を回避

哉中ちゃんの様子を見ながら

しっかりステップ踏んで

なんとかレベル2を獲得

この反射神経

最後のリフトもしっかり決めてフィニッシュ

 

終わった途端「ごめん」って言いながら

大ちゃんにしがみついた哉中ちゃんの

頭をくっと抑えつつしっかり抱きしめ

「大丈夫、大丈夫」って言った大輔

 

くううううううーーーー

イケメン!!!!!!!

なんちゅう男前なの

ダイスケ・タカハシ

あかん、あかんわ、この男前っぷりはあかんわ

転倒でお釣りが来るぐらいのかっこよさでした。

(いや、悔しんだけどね、めっちゃ点数引かれたし)

 

みた?みた?みてーーーー!!

ここよ、ここ、もう、トクンって鳴ったの

胸がトクンって!!!! 

 

リビングでひとり舞い上がる母をみて

娘がね、言うんですよ。

「大ちゃんのことを熱弁してる時の

お母ちゃんの手、まるで

和田アキ子やん」

 

ど・ど・どういうこと???

いつ私が

「あなたは何をされてるかたなの?」

とか言いました?

 

そりゃ両手上げてあわあわしながら喋ったかもしれん

でもしかたがないのよ、あんな包容力の塊みたいな

大ちゃんみたら私は和田アキ子になります。きっぱり。

 

というか、もうね、今回の四大陸は

標高1800メートルの空気の薄いところでの

大会なのでね、最後まで滑りきってくれたら

それでよし、ぐらいの気持ちなのですよ。

問題はフリー

オペラ座の怪人を最後まで滑りきれるか

なんつってもプログラムの密度が濃いーーからね。

 

月曜日の朝6:30過ぎ

またもやリビングに響き渡る私の絶叫

ゔぐぐぐぐうううううううううううぁぁ

た・た・たすけてーーーーーーーーーー

あかん、もう、あかん。

私が持たない

 

だれか私に

酸素をくださいっ!!!

私が酸欠してどないする!

うちの標高?海抜?

きっと100もないww

 

しかし演技が始まると

すっかり2人のオペラ座の世界に

入り込んでドキドキしてきたのよ

まぁ、最初のリフトがすごかった

めっちゃ加点

それに大好きなキスの場面はちょっと

振り付けも変わっていて益々素敵に

なっていた。

バッチリ加点

これはジャッジも点数出す気満々ではないですか!

イケル!!

今日はイケル気がする!!

ええやんええやん、このまま最後まで

お願い、最後まで持ってくれーーー

後もう少し、後もう少しと思ったところで

大ちゃんが転倒。 うっw

くそっっぅぅーーーと胸かきむしる思いで

見ていたがなんだかおかしいのだ

いつものように光の速さで起き上がるでもない

動きがおかしい。あんなにいつも手の先まで

美しく神経を使うのに力が入っていない感じ。

最後のリフトは哉中ちゃんをどうにか

降ろしたのを見届けた途端崩れるように転倒

そこに聞こえてきた

「大ちゃんガンバ!!」

の掛け声。

ありがとう、あれは大輔ファン皆の叫び

 

なんとか最後のポーズは決めていたが

あきらかにおかしかったのだ。

 

怖かったわ、意識あったんやろか?

何が何でも女性は落とさない

っていうのが

恐らく体に染み付いているんだろう。

大ちゃんに限らずカップル競技の男性達はみんなそう。

 

でもいつもと違うわけですよ。

最後の礼をするときもいつもの大ちゃんの顔じゃない

何と言ってもキスクラに座っても

ジャパンジャージに手が通せないのか

肩にかけてるだけ。全く息が整わない

これが酸欠と言うやつなのか。

ペアの龍一くんも這うようにしてキスクラに

たどり着いていた。

 

もうね、後の組なんて観る余裕なかったわ

フルソレ組とかグリパ―組とか楽しみに

していたのだけれど全く覚えていない。

 

そして出勤時間が近づいてくる

なぜ私は仕事の休みを取らなかったのだろうか
不安な気持ちを引きずったまま仕事に行った。

全くやる気も出なかったのに何故か同僚に

「どうしたん?

今日のメグさんカミソリみたいに

キレてますね」と言われた。

なんでや、やる気ない方が仕事できるのか、私は。

 

だがしかしですよ、仕事に行く前にSNSを

見ていると酸欠状態が続くとどれだけ危険か

後遺症が出たりすることもあるとか、なんか

怖いことが書いてあるんですよ。

 

心配で心配で

どうしよ、あの後何か急変したりして

大ちゃん死んでしもたらどうしよ

って、もうね、何かあったら

「死んだんちゃうか病」ですよ。

歌子先生がかかっていたあの病に

私もかかりました。

 

まぁその後、元気そうな様子をインスタにも

上げてくれて試合の後のバンケットにも

またお洒落な格好で参加してたので一安心。

哉中ちゃんからも前向きですっきりとした

コメントとたくさんのホッコリする写真の

インスタが更新され

どうみても大ちゃんが

う○こ踏んで雪で靴底の汚れを取ろうとしている

動画もUPされていた。 なぜそのチョイス(笑)

なんと愛おしい←盲目

 

 

かなだいの2人はきつい練習を積んで自信を持って

この四大陸に望んできてるし今回の結果は

とても悔しいものになったと思うけれど

悲壮感はない

マリーナコーチにトカチェンココーチ

なんて雰囲気のいいチームなんだろう。

 

思うように練習もできない体で

試合に望んでいた頃と違って

今はとてもいい練習ができている

体だって調子がいい。

結果だけにこだわるのではなくて

出来なかったことが出来るようになる喜びや

たくさんのやりたいことや夢が広がっている

そして何よりいつも隣に哉中ちゃんがいてくれる

 

「無駄なことなど何一つない」はず。

大ちゃんの道は曲がりくねっているんですよ。

 

こんな気持になるのも競技を続けてくれたからこそ

良いことも悪いことも

アップもダウンも喜んだり地の底まで落ち込んだり

しながらあわあわきゃぁきゃぁできる幸せ

 

終わりはそう遠くはないかもしれない。

(ずっと先かもしれんけど)

でもその先の景色もなんだかとても素敵そうなので

今は今しかできないことを精一杯楽しみたい

 

ということで3月の世界選手権

遠征しますよ!さいたまに!!

全日本はチケット取れなくて見れなかったオペラ座

今度こそ生で観ることができる! 

完成形が見れるだろうか

 

スケートの神様

そろそろ2人の最高の笑顔をみたいです。