12月のとある日
夫と二人で蟹の旅に行ってきた。
旅行支援の割引とか
地域応援のクーポンとかを
申し込んでいてかなりお得な旅だ
チェックインの時間より少し早めに
着いたのですが、もうね、外は寒いし
夫と２人だし、どこかに観光するとかって
考えなんぞまるでないわけですよ。
さて、お待ちかねの夕飯の時間
中居のおばさんが
料理を運んでくれたり蟹を焼いてくれたり
とお世話をしてくれるのです。
ちょっと蟹刺しが少なめで残念だったけれど
お刺身や蟹の天ぷらがとても美味しかった
（ほとんど写真を撮っていなかったｗ）
ああ、蟹。
ここからは無口になる時間だ
殻から身が綺麗に離れ
ぬっと出てきたときの快感
幸せなひととき
その身を一気に
口に入れて食べる幸福感
ああ、たまらない、これぞ醍醐味
むさぼり食うことの喜び
と、どこからか聞こえてくる
しゅごーーしゅごーーー
なに？この風が吹き出るような
漏れてるような音？
気になりつつしばらく無言で
蟹を食べていたのだけれど
どうにも気になって仕方がない
しばらくしてその正体は判明した
なんと！
仲居のおばさんの鼻息でした。
しゅごーー、しゅごーーーー
蟹を焼きながら
しゅごーしゅごー
お鍋の準備をしながら
しゅごーしゅごー
鼻に栓したろか！！！！
と言いそうになるのをなんとか我慢しました
まあ、この仲居のおばさんが結構
ずっこけていて、料理をはこんできたり
引いたりするタイミングが微妙に
ズレていた。
えっ、もう来たの？ってぐらい早く
来たかと思ったら、何しとんのや？
ってぐらいゆっくりだったり
「蟹の天ぷらそろそろ揚げてもらって
よろしいですか」って言うから
「お願いします」
って言ったら
部屋から出ていった10秒後に
「もう揚がってました」って
持ってきたときには
ドリフのコントか思いましたわｗｗ
最期のデザート食べてたら
急にバタバタやってきて
「おふとん敷いておくの忘れてました
今からしますのでゆっくり、ゆっくり
食べてからお部屋に来てくださいね」
って言うか言わんかで風のように
走り去っていかれました（笑）
最初見たときに蟹が少し小さく見えたので
これはちょっと足りないかなと思ったのだけれど
最期の雑炊まで行くとお腹パンパン
そんなにたくさんの量を
食べられなくなってきたお年頃
少ししてからお風呂に。
平日で予約客が少なかったのと時間的な
こともあり私一人。
広々～～～と喜んだのもつかの間
なんかね、急に
振り返ったら誰かいたら
どうしよう・・・
って思っちゃったんですよ。
あかん、あかん、楽しいことを考えよう
なんか楽しいことを。
って思うそばから、テレビの画面から
ぬぅっと出てくる貞子とか
思い出しちゃうわけですよ。
アカン、何かあったときに
声出るかしら、私。
と怖くなって
「ああーーーー」とか「うううーーーー」
とか発声してみたりして、その自分の声が
お風呂なんでね、反響するわけですよ
それがまたなんともホラーなわけでｗｗ
まぁ、でもね、貞子だと思うから怖いのよ
仲間由紀恵だと思えば怖くないはず
と言い聞かせホッとしたのもつかの間
今度は呪怨のとしおくん？
あの白い男の子が浮かんできたわけですよ。
ひゃぁー、ちむどんどんするーー
大丈夫、トシオくんだと思うから怖いのよ
あれは坂田利夫！
「誰があほやねん！」「誰があほやねん！」
必死で頭洗って
目つぶったら開けたときに白いトシオくんが
いたら怖いんで
ずっと目開けたままシャンプー。
「誰があほやねん！」言いながらシャンプー
もちろん目にシャンプー入りますよ
痛くて泣きそうでしたけど
ここで目をつぶったら呪い殺されるって
頭の中で前田五郎が言うものだから
必死、もう必死のパッチで
体やら色んなところやら
（どこや）（それは言えん）
洗いました。
こんな死にものぐるいな温泉
ちっともくつろげませんでした。
翌日は伊根に寄ってブリ丼を
食べる予定だったのだけれど
流石にボリュームありすぎて（朝ごはん食べ過ぎた）
寒ブリのお刺身を食べて帰ってきました
蟹もいいけど、次回は伊根のブリしゃぶとかも
いいなぁーと
こんな所に放り込まれたら死ぬしかない
冬の日本海の荒波を眺めながら食べることしか
考えていない私。
充実の（？）蟹旅行でした。
また来年も行けるといいな。
予約投稿です
本日は新横浜でアイスショーみて
正気を失っている気しかしない。。。
