ミュージシャンを夢見るギターの天才少年ミゲル。

しかし彼の一族は、ある理由で代々音楽を禁じられていた。

ある日、ミゲルは先祖たちのいる「死者の国」に迷い込む。

そして、そこで会った陽気なガイコツと共に不思議な冒険を経験することになる。

 

リメンバー・ミ~~

お別れだけど

リメンバー・ミー

忘れないで~~

 

もう頭の中でぐるぐるぐるぐるこの曲が巡ってしまう

 

カラフルで極彩色な死者の国は

生きている私達の

世界のすぐ隣にある

 

死後の世界というものを

信じている方ではないけれど

人は誰にも寿命があって

いつかは死者の国へ行く

そこがこんなにカラフルで美しかったら

そこでも家族や大事な人と出会えたら

 

もう何度も見てるのにやっぱり
胸が一杯になって泣ける

もう随分と昔に亡くなった祖父のことや

祖母のことを思い出しちゃうんですよ。

 

伏線の張り方が絶妙で

いろんなミスリードに
まんまとはまりつつ

こうであろうと予想したものを
超えてくるお話の作り方が素晴らしいよね。

 

家族だからこそぶつかるんですよ

愛しているから怒るんですよ

様々な感情があるのは当然のこと

 

ママイメルダのツンデレぶりがキュートで大好き

 

原題は「Coco」なのが最後まで見るとめちゃ納得

年をとってほとんど喋らずコミュニケーションも

取れなくなっているママ・ココ

おそらく認知症なのか記憶も失いかけているんですが

そんなママココとミゲルが歌うシーンに涙があふれる

 

もうね、ここっていうシーンで流れるんですよ

リメンバー・ミーが!

 

漠然と死を怖がっていた子供の頃とは

また違う大切な誰かを失う悲しみや怖さ

この映画は心に刺さりますわ。

 

忘れないって大事なことです

日本でもお盆とか法事とかありますよね

そうやって亡くなった人を思い出すこと

 

生きてる人に忘れられてしまったら二度目の死が

訪れてキラキラと光りながら消えていくのが

切なくて深い。

 

記憶の中で人って生き続けるものなのね

 

 

優しく見守り包み込む
また抱きしめるまで
リメンバー・ミー