録画していた「海賊とよばれた男」をやっと見る。
雨あられのごとく降り注ぐ焼夷弾。
火事をおこす爆弾だからあたり一面が火の海になっていく。
そして終戦。
主人公国岡鐵造60歳からのスタート
特殊メイクで老け顔の岡田キュン。
若い頃のイケメンシーンが少なくてちょっと悲しかったが岡田くんの
役者ぶりは堪能できた。
なんて言ってたら絶対怒られそうな真面目な映画だ。
戦後の復興も描いているこの作品だが原作は未読。
焼け野原の東京からアメリカやイギリス、ロシア、巨大な国や
企業に立ち向かっていく男の話だもの。好きな人はきっと
大好きだし、感動してボロボロ泣いちゃうんだろうな。
キャストも豪華だった。
でも登場人物が多すぎて誰が誰やらわからんwww
若い頃と今を行ったり来たりするのでわかりにくい部分もあり
やっぱり今ひとつ私にはのめり込めない映画だったが
嫁いできたユキ(綾瀬はるか)が切なかった。
この時代だもの子供ができない嫁は離縁よね。
男たちも会社第一で今から思えばブラック企業でしかないやん・・・な
訳だけれど、そうやって戦後は復興してきたんだしそういう時代だったのよ。
モデルは出光興産の人なんや・・・
あー、でも私が子供の頃ってお祭りに行くと戦争で怪我をした
傷痍軍人の人が立っていてアコーディオンとか弾いていたり
するのだけれど手や足に包帯巻いていたりぼろぼろの日本兵の
格好をしていたりしたのがすごく怖かったのを思い出した。
楽しいお祭りなのにそこだけすごく影があって悲しい気持ちに
なってしまうのさ。
なんとなくそんなことを思い出しつつ観た映画
最後は鐵造が家族に看取られ息を引き取るんだけれど
もう本当に生ききりました!!!って人生だったろうな。
それぐらい濃い濃い人生だったのだろうと思います。
そしてエンドロールにつながっていく最後のシーン
「国岡のもんよ、油もってきたけぇー!」って。
レ・ミゼラブルか!!!
ぽんぽん船の上で死んだ人たちがみんな出てきて
旗振って歌ってるんやもん(笑)
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このところバタバタしていたのでちょっとゆっくりな日曜日
星乃珈琲でモーニング。
明日からは仕事が忙し週間に突入。
はぁ、がんばろ。