何から書けばいいんだろう・・・
まず、もう一度、私と彼との関係をおさらいしてみようと思う・・・
以前書いた連載とは、一部内容が重複していますがご容赦ください。
(これを書いている時点では、以前書いた記事を封印しているので・・・)
少なくともこれは、自分史なんだと、思います。
私たちはとあるネットゲームの中で知り合い、付き合うようになりました。
それが二年前・・・2006年の11月25日のことです。(知り合ったのはそれより以前だけど)
私たちはネットゲームの中でほとんどずっと一緒にいて、ようするにいちゃついていました。
でもその時、わたしはまだ自分の性別のことは打ち明けていませんでした。
まだ、誰にもカミングアウトしていなかった頃だったのです。
ずっと一緒にいよう。
ずっと側にいて欲しい。
お互いにそんな言葉をいつの間にか交わすようになり、期待と不安が同時に大きくなっていきました。
自分の中の性別違和を感じながらも、性同一性障害のことを知って日の浅かった私は、
自分が本当に性同一性障害なのかまだ確信をもっていませんでした。
ただ漠然と、女の子だったらよかったのに・・・
そう思いながらネットの中で女性を演じていました。
彼と知り合い、恋愛経験のないわたしにとって初めての恋人関係が始まりました。
それも、自分が女の子としての。
二人の仲が深まるにつれて、このままいけばいつかはばれる。
ばれたら、もうこの関係は終わってしまうかもしれないと思いました。
楽しい関係が終わることと、自分が否定されてしまうことへの不安は、
どんな会話をもってしても拭えませんでした。
むしろ募るばかり。。。
だけど、半ば暴走気味だったわたしは、いつしか現実の世界、リアルでも会えることを夢みてしまいました。
リアルでも一緒にいたい?
彼にそう問いかけてしまいました。
いられるんだったらそうしたいと思う
そんな言葉が返ってきました。
お互いに、そんな言葉は演技だとしても、それで満足すればよかったのかもしれません。
しかし、わたしは自分のことを好きだと言ってくれる相手に対して、本当のことを言わなければならないと思ったのです。
わたしは破局を覚悟しながら、本当の自分のことを打ち明けました。
本当は男の子だということ。
女の子になりたいと思っていること。。。
彼は、見ず知らずの私の本当の姿を知りながら、受け入れてくれました。
それから、私たちはネットゲームの中で以前と同じ様に一緒にいるようになりました。
楽しかったです。
ネットの中での付き合い、という壁を挟みながら、それでも本当の意味でお付き合いができる嬉しさが、夢のように感じられました。
リアルでの付き合いがないということが、夢を壊さないでいてくれました。
当時の私の姿を見せることはできませんでした。
口で言っただけなら、ああそうなんだと頭の中でだけで処理できるかもしれないけど、顔や声を実際に見せたり聞かせたりしたら、やっぱり幻滅されるかもしれない。
もしそう思われてしまったら、取り返しがつかない。どうしようもできない。
夢見たさに、私は彼に、今の自分の姿を見せることはとてもできないと言ってしまいました。
自分はまだ何も変わろうとしていなかったから、男の姿を見せることはできないと。。。
彼は、それは仕方ないんじゃないの、と言ってくれました。
あせっても仕方ない。今のままでも十分女の子だと思ってる、と。
私は、決心しました。
ネットの中でだけで女性として振舞うのではなく、リアルでもちゃんと女性らしくなろう、と。
自分の中にある女性への憧れの中途半端な気持ちを、きちんと整理しようと。
誰かのために女性化するなんて、本当はいけないことだとわかっているけれど、それはきっかけに過ぎないんだと。
私は、私でありたい。
女性として、愛されたい。見てもらいたい。
ネットの中でだけじゃない、リアルで、手で、目で、触れて確かめ合える距離で、女性として認められたい。
彼がいたからこそ、自分の気持ちに決心がつけられたんだと思います。
彼がいなかったら、今の私はいなかっただろうと思います。
寂しくて甘えたがりの私にとって、彼の存在は心の拠り所となっていました。
辛くなったら、彼に泣きついて、話を聞いてもらえばいい・・・
そうしていつのまにか依存体質になっていったのかもしれません。
続きます。。。