睡眠時無呼吸で通っていたクリニックから
市内の総合病院に紹介をしてもらった。
私は岐阜に住んでいるが、この市民病院は
地域の中核病院で、なにか大きい病気が
あれば殆どここで事足りるであろうが、
年間100万人あたり3~4人という情報も
ある、この比較的まれな病気に対しての
対応は出来るのだろうか。
通された総合内科では愛想の良い年配の
医師で、「手を見せて下さい。マスク取っ
て顔を見せて下さい。身長伸びてますか?
顔貌が変わったと周りから言われますか?」
という質問が
あり、「うーん。違うと思うんだけどねぇ。
とりあえず成長ホルモン(GH)の検査をし
てみましょう」
という事で採血してその日はおしまい。
1週間後に再診察。
翌週、検査結果を聞きに伺うと「おっしゃ
る通り成長ホルモン(GH)が高いです。
アクロメガリーの可能性」があります。
よく気づかれましたね!!」と感心?され ましたw
成長ホルモン(GH)は7.4ng/mL(正常域1ng/mL以下)
そのまま他科紹介で糖尿病・腎臓内科へ。
安静時採血や造影剤を入れてのMRI検査等
で何度か通い、以下の通りとなった。
・成長ホルモン(GH):5.82ng/mL(正常域1ng/mL以下)
・ソマトメジンC(IGF-1):567ng/mL(正常域94~261ng/mL)
・MRI検査:下垂体に腫瘍あり
※幸い血糖やHbA1cは正常域で糖尿病の合併症は出て無さそうだった。
そこから脳神経外科に案内され診察で、
治療の第一選択は手術との事。しかし当
病院の医師で手術が出来ない為、大学病
院の医師を呼んでオペするか、近隣の大学
病院への紹介かになるがどうするかと聞か
れた。
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その頃には私もアクロメガリーについての情報をネットでかなり漁っていた。
不正確な情報もあるかもしれないが、地方で相談する先も限られる中で非常に有難い情報
だった。個人のブログや、アクロメガリーに特化したページ、有名な医師のホームページ。
特に個人でブログに闘病記録を上げてくれた先人の方々には本当に感謝しかない。
そこではっきりと分かった事
・大学病院だからと言って必ずしも経験豊富とは限らない
・手術の内容、結果によって予後がかなり左右される
・下垂体腫瘍専門医がいる
この時点で私は東京の森山脳神経センター病院)山田正三先生まで辿り着いていた。
この先生に手術をしてもらいたいと。
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ここで私は脳神経外科の医師に、山田正三
先生の名前は出さずに先ずは「この病気で
一番症例数の多い施設で手術をしてもらいた
い」という希望を出した。
東海地方ではなく全国規模で。手術は一発勝負。
もう近さとか求めてられない。
そうすると、いの一番に山田正三先生の
名前が医師から出てきた。
”虎ノ門病院の山田先生”と。
自分も調べてその先生と思っていた旨を
伝え、今は森山脳神経センター病院に居る
事をちゃっかりフォロー入れて、無事私の
血液検査とMRI画像の結果が紹介状と一緒に
森山脳神経センター病院に郵送する事になった。
その時、紹介状の送り方や今後の進め方は
山田先生の秘書の方と直接電話でやり取り
させてもらった。遠方から手術入院のみと
いうケースにも慣れてみえてとても心強く
思った。