いよいよ閉幕!フィレンツェのピカソ展 | イタリア・フィレンツェでいまを生きる

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ハッと気づいた事、日々のこと。
ちょっと特別なことなど書いています。職業は「ぴろこ」です。

みゆさんがFBでシェアしていたので
知ったのですが、

今日は二十四節気の大寒なんですって!!!

しかも旧暦では師走のはじまりだそうで、
すっごく大事な日なんです。

私は新月教なので、
新月の今日から始める事があります。
ふふふふ~





さて、昨日は私の美術巡りデー!


ふたつの展覧会に行きました!



まずはひとつ目……



イタリアでモロッコ家族と
暮らしながら地中海料理の事を
これから広めて行く気満々のRitzcoさん
と去年から常々言っていた

「ピカソ展行こうね~~」


っていう約束をようやく叶えました!

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会場は我々がよくお茶をしに行く、
ストロッツィ宮殿の中にある美術館。



私はこの宮殿に入っている文化協会や、
日本文化の講演会等には数回行った事があるのですが
展覧会は今回初めてでした。


姉がパリに住み始めて、それを訪ねて行った時や
自分がイタリアを巡る旅をしていた時は
むさぼるように美術鑑賞をしていました。


日本で簡単に見る事の出来ないアートを
「本場」で味わう事をどん欲にしていました。


2年前まで3年間程ウフィッツィ美術館などの国立美術館が
年間何度でも誰よりも列の前に入れてもらえる
芸術愛好家には必携のミラクルカード
「Amici degli Uffizi 」という
会員カードを購入して持っていたのですが、
違う町に住んでいるので他の用事も済ませたかったり、
結局行く時は駆け足になってしまうので
「行きたい展覧会がある時に行こう」と思っていました。

このカードは昨日行ったパラッツォストロッツィは
カバーしていないのですが、
パラッツォストロッツィの大きさの関係もあって
ほかの美術館と比べると入場料がお手軽なのもステキ♡






中でウロウロしている学芸員の女性達が
グラデーションの美しい色の
制服を着ているのも素敵でした。



で・・・かれこれ20年以上前にヨーロッパ
を回った時に強烈に印象に残っているのが
マドリードで見たピカソの「ゲルニカ」です。


そんなことはまずあり得ないのですが
その絵に惹き込まれるパワーがただ事ではなくて
1時間はあの絵の前に佇んでいたのを今でも
鮮明に思い出す事が出来ます。。。


そのゲルニカ作成に向けての試作品が今回
すごい数で展示されていてあの作品への
思い入れと意気込みと愛を実感しました。


館内には小学生のグループや、
高校生のグループがちらほらいて、
ガイドさん達が熱く語っているのを聞いて
内なる物がうごめいたのを感じましたよ。


子供達も真剣に耳を傾けていましたし、
無心にスケッチを楽しんでいました。
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あームスメの学校もこういうの連れてってくれないかなぁ。






説明をひとつひとつ真剣に読めば軽く数時間になってしまいますが、
ピカソの世界観をフィレンツェで軽やかに感じたい方には
規模的にもちょうどよい展覧会だと思います。


強制的に(笑)荷物もクロークに預けて行くシステムなので
身軽に鑑賞出来るのもすごくよかったです。



あと5日で終わっちゃいますがお勧め展覧会です♡
詳細はこちら(イタリア語)



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これは会場まで運んでくれるエレベーターの中の壁画だよ。