わたしの物語〜part4-La mia vita!!! | イタリア・フィレンツェでいまを生きる

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ハッと気づいた事、日々のこと。
ちょっと特別なことなど書いています。職業は「ぴろこ」です。


わたものファンの皆様お待たせしましたっ!!!

まだまだぼ~~っとしていますが・・・
時差ぼけの中で書くとどういうものになるのか
を見るのも面白いので書いてみる事にします☆





わたしの物語パート1
わたしの物語パート2
わたしの物語パート3




その出会いとは・・・本との出会いです。



キッチン (角川文庫)/吉本 ばなな
¥432
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私が高校の時に海燕新人賞を受賞してデビューをした
吉本ばななさん(当時の名前の表記のまま)のキッチンを
読んで衝撃を受けました・・・


 斬新な語り、独特な描写、匂いや音まで聞こえてくるリアルさ。

今までには味わった事のない臨場感でこの小説は
胸にしみ込んできました。


あまりにも透明で完成されたスタイルにすっかり魅了されました。


まさかこんなすごいものは書けない・・・


でも、パート3にもちょこっと出た
自分が楽しめるようなミニコミを作ろう~~!
と思って作ったのが
「チケットベロ」
地味な女子高生である我々仲間と、ジャニーズのスター達や
ミュージシャンとのスクープネタが占めるそれはくだらない
ミニコミでした。


 一緒に作っていたK原めーちゃんは今頃なにをしているのか・・・

絵と字がうまくて、センスもよかった彼女の御陰で
まとまりのあるものになっていたよなぁと
今になって気づいたりして・・・


そんな事をやっているうちに、


「書く仕事に繋がる大学に行きたい!!!」


と、色々調べ始めました。
吉本ばななさんが卒業した日本大学芸術学部は
どうひいき目に見ても私の学力では無理でした。


じゃぁ・・・・

吉本さんが卒業した同じ(?)
文芸学科のある大阪芸術大学に入ろう!!!



と、それだけに向かって行動し始めました。


本を読んで読んで読んで読みまくる!!!
論文を書いて書いて書きまくる!!!


高校の先生だけではどうにも頼りない気がしたので
中学のときの国語の先生に評価をあおぎに行ったり、
東大阪の友達の中学校の先生にも見てもらいに行ったり・・・


推薦入試を受けるには評定平均が足りなかったので、

評価の入る最後の学期は必死にがんばりました。



そして、一番効果があったと未だに思うのは・・・


芸大の文芸学科まで押し掛けて
どうやったら入れるかを質問しに行った事。


です。





そこには、中国文学専門の先生がいらして、
ゆったりした感じで質問に答えて下さいました。


 どうやったら受かりますか?
 入ったらどういうものを学べるんですか?
 どんな学生さんが居るんですか?
 論文はどれくらい書けばうまくなりますか?



・・・考えてみれば・・・
あつかましい高校生だったなぁと思います(汗)

オープンキャンパスとかでそういう質問は出来る訳で・・・


でも、あの学校に行きたくて必死でした。


学食や喫茶店に入っては
「自分が通う事になったら・・・」を想像しながら
飲食いたのを今でもありありと思い出せます。



評定平均は推薦入試が受けられる最低ラインギリギリに
到達する事が出来ました。

(2.8やし・・・)



この権利がゲットさえ出来れば、
入試はなんと「論文2本」と「面接」だけでした。


国語の試験さえもありませんでした。



すごいよね~大阪芸術大学。太っ腹。



論文は何の苦もなく書き上げた記憶がありますし、
なんと・・・


面接官は、学科室で対応してくださった

中国文学のM先生だったんですっ!!!

 



う~ん・・・
運命感じましたね~~。





 この時も担任には「絶対無理や!浪人覚悟でいってこーい!」
と言われていましたが、




おかげさまで合格~~~♡







こういう感じの女子大生をしておりました♪


 




そして、入学直後にまた運命の出会いがあるのでしたー☆



ジャーン。



第5話に続く。