なんだろう?


興味の無い人は一生手を触れない

本だと思う


おや?と興味をもったら

ナショナルジオグラフィックの

画像に出会ったときの感動のような

ワクワクに引き込まれる…かも?

(人によると思うけどw)


剣闘士はいつ頃のハナシかというと


日本史でいうと


紀元前250年の縄文時代から、

紀元後380年ころのキリスト教が

ローマ帝国の国教となるまでの

およそ600年…


竪穴式住居で麻の布服を巻いて

どんぐりを潰して食べていた時代

だろうかw


ローマで闘技場が栄えていたのは

縄文→飛鳥時代の前半にあたる


古代ローマは地中海を制する覇権大国

になっていた


紀元前には約30年周期で3回の

奴隷戦争が起こっている

映画スパルタカスは最後の

第三次奴隷戦争(紀元前73〜71)

を題材にしていると思われる



 奴隷売買


 

 帝政ローマが隣国に攻め入り

 負かした国から自由を奪って拉致する


 屈強な肉体、体格の良い者や身体能力が

 高いと認められる者は剣闘士の養成所に

 送られる

 

 女、子供は奴隷商人がセリに掛ける


 女性剣闘士も存在したようだ

 

 強制的に剣闘士にさせられる

 ばかりでなく、自らの意思で剣闘士に

 なる自由人も居たとか


 ほぼ1800年前のローマ人の

 生活など想像するしかないのだが


一国の資源として最も調達にコストが

かかるのが『人間』だ


だから他国を占領し資源をぶんどるんだな


人は増殖し、山を削り、石を切り出し

積み上げて壁をつくる


道路をつくり、馬を育て、場車をつくる

鉄を叩いてグラディウスを作る


闘技場で貴族や金持ちの前で殺し合い

鮮血を飛ばして観客をよろこばせる


またこの闘技場では

罪人の公開処刑もしていた


剣闘士の試合の前座として

剣闘士と戦わされたり…結果

惨殺されてしまう訳だが


虎やヒョウと戦わせたり

丸腰で投げ込まれ噛み殺されたり


運良く、罪人が瀕死で退場しても

生者の門とよばれる入退場通路には

鬼のような素焼きの面をつけた

三途の川の渡し神カロンが待ち受けて

いて引きずられてきた半死人の頭に

容赦なく石のハンマーを振りおろす



 映画でしか見たことないことが

 日常的に行われてきたというのだから

 信じがたい


 ローマ帝国がキリスト教を国教とした

 のは388年(皇帝シオドシウス)


 ここから剣闘士人気は薄れ、剣闘士の

 補充も枯渇し衰退していく


 イエス・キリストの生誕は紀元前4〜6年

 と言われるが確たる証拠がないという


 エルサレム(現イスラエル)の北約10km、

  馬小屋として使われていたと伝承のある

 洞窟跡に建つ生誕教会が生誕の地とされる


 聖母マリア様がイエスをお産みになった

 のはベツレヘムの馬小屋を借りて…

 (ベツレヘムはパレスチナの一部)


 世界三大宗教であり、もっとも慈悲深い

 ローマ法皇のキリスト教の国が大昔は

 残忍な暴力国家の下で弾圧されていた


 現在はそれらの過去が関係しているかは

 はかり様が無いがイスラエルとパレスチナ

 が近代兵器で殺戮を繰り返しているから

 戦争というのは本当に常人には理解が

 できないのだが…


 キリストが磔にされたゴルゴダの丘も

 エルサレムにある


 ※さいとうたかお先生のゴルゴ13の

 ネーミングのきっかけにもなっている


 宗教ばかりがキッカケではないだろうが

 犠牲者は弱者の老人子供と女性たち


 現在も、ドローン爆弾を落としたり、

 ロケット弾を打ち込んだり、戦車で砲弾を

 打ち込んだりしてるから紀元前前も現在も

 人類そのものは進歩してないんだな


 日本が戦争していた時もまさにこれだ

 軍歌で兵士を鼓舞し奮い立たせた

 『海ゆかば』のわが大君(おおきみ)

  欲しがりません!勝つまでは!

  の精神で国中にマインド強化だ


  逃亡兵は銃剣で刺されたに違いない

  ロシア軍みたいに…


 ハナシがだいぶ脱線した

 この本の帯の言葉だった


『我ら死にゆく者たちが謹んで皇帝陛下に

  敬意を捧げます』


 この真意を読み取れるか?だったが

 結果、よくわからなかった

 というのも完全に自由を奪われて

 武器で殺し合えと言われて明日死ぬかも

 ってなった時にそう思えるか想像できない


 共通の敵が居てそれに向かって協力して

 戦うならわかる気がするが…😦


 ガーンガーンガーンガーンガーン

 戦争するってそういうことか?

 

 兵隊と火器があり大義名分と共通意識を

 持った集団があればドンパチ始まるのか


 思うところは

 剣闘士が全て『皇帝陛下バンザイ』と

 死ねるわけでは無いだろうということ


 スパルタカスのように仲間をつくり

 壁の外の自由を求めて権力に立ち向かう

 剣闘士も居たのだろうなということだ