物理検討、結構面白い。だけど奥が深い。
先ずはスイングの物理的な動きの確認。
スイングは円運動での最速点でインパクトを迎えるための方法論を考える。
単純計算はすぐできるけど・・。問題は初速をどう与えたらクラブが加速するか?という人間の行動論で早くも壁に突き当たる。
むしろ初速ゼロでクラブヘッドが自然落下する前提で考えるのが自然かも。
と、ほんの入り口を考えただけでも検討する項目は超多岐に及ぶことがわかる。
こう考えるとゴルフ道具は科学の結晶なんだな。
・基本運動の解析⇨当然ながら3次元での解析が必要。
・材料力学の検討(主にシャフト性能)
・同上(ヘッドの反発係数、重心からのズレによる係数、摩擦係数など)
・材料耐久性と材質の検討
・ボール性能(コッチは反発係数に加えて流体力学の検討)
まだ色々ありそう。
そういう意味では飛行機の設計並みの検討事項がありそう?尤も飛行機とは部品点数が桁違いだからそこまでではないだろうけど。
反面、飛行機は動かすために必要なエネルギーはエンジン性能で決まってくるけどゴルフクラブは人間のチカラをどう計算するか?っていうのが課題になりそう。
なんでも商品を世に出すのは大変だということを改めて感じた。
逆にこんなに多岐に亘る検討検証を重ねての製品開発して市場的に採算合うのかな?なんて余計な心配したりして。