クラブ職人の徒然草~2 -785ページ目

4周年記念日



人生を変えるドアの前に立ってから今日で丁度4年が経ちました。


この仕事を今後自分の一生の仕事にしたいと考えています。
今のままでは本当のクラブ作りの技術を知らないままの、プロではない、
そこらへんにどこにでもいる唯のお金稼ぎのクラブ屋で終わってしまいます。
一生の仕事に偽者で終わりたくない、本物になりたいんです。


一人でも多くまっとうなクラフトが出て行かないとこの業界はいずれユーザー達から見放される。
君が熱意を持ってうちの技術を学びたい、ちゃんとしたクラブ作りが出来るクラフトになりたい。
そういうならケチなことをいうつもりは毛頭ない。教えてあげる。
但し、今までやってきたことを全部忘れて真っ白になっておいで。
一からうちで勉強し、うちのやり方でクラブ作りを勉強するつもりでおいで。


突然の押しかけ弟子入りにも関わらず、そうして入門を許されてから丸4年。


初めての仕事がアイアンセットのリシャフトのためにシャフトを抜く作業でした。

ヘッドをバイスに固定してネックセルに濡れた布を掛け、バーナーでネックを熱して、
グリップを一気にひねって静かに抜く。

しかもそれがKプロの・・・

どんだけキンチョーしたことか!


最初は「足手まとい」
そのうち「邪魔にはならない」
やっと「左手くらい」にはなり、
「スタッフ」としてお客様のお話伺いを任され、
どうにか「使っていただける」ようになってきたようです。

先日、プロのクラブの仕上げ作業の中で「勉強したなぁ」とのお褒めの言葉。

ちゃんと出来ていて当たり前、の世界ですから本来なら「OK」の言葉はあっても
「良く出来ている」はことさらにないのが当然。
それだけに嬉しかったです。


師匠店の一員として終日過ごす週に一日だけの研修日。
それは僕にとっては「100%自分のために使える勉強の一日」です。

より向上していくために、より良い仕事を提供できるクラフトになるために、
続けていける限りは続けていきたいと思っていますので
「週に2日も休みを取って」と、どうかお叱りくださいませんようお願いいたします。



前記事を削除しました。

一昨日、ある交通死亡事故に関しての記事を書きましたが、初期情報が一部事実と違っていました。

概要ならびに意見の部分はそのとおりで、沢山のコメントも頂戴しましたが関係者各位へのご迷惑になってはいけませんし不本意でもありますので。


でも、この事だけは改めて申し上げたいと思います。

命を奪い人生を奪い、永遠に希望を奪い笑顔を奪う。
それが交通死亡事故です。

そしてそれは小さな、本当につまらない、バカみたいな不注意や違反から起こったり、悪魔の書いたシナリオとしか思えないような不可抗力的タイミングの重なりで起こります。

殺意のない死。意思のない死。
だからあまりに哀しい。


車と人ならどちらが悪かろうが死ぬのは人です。
運転者に落ち度がなくても人の命を奪うのは運転する人です。


これ以上、誰も悲しい思いをして欲しくない。

切にそう願います。

あるプロトタイプスチールシャフト

島田ゴルフ製作所社で作られたあるプロトモデルシャフトの試打クラブを組みました。


クラブ職人の徒然草~2


師匠から「組み立てを担当したものは一番最初に実戦使用する権利を与える。」とのお達し。


同門下生のT氏は店の仕事が忙しく、M氏は自分のクラブを組むのに忙しくて辞退されたことを受け、

「組みます!」と手を上げました。


土曜日にヘッドとシャフトを受け取って帰り、月曜日の実戦使用に間に合わせるべく大急ぎで組み上げ。


(ん?納品を待ってくださっているNさん、Mさんから「俺のクラブはどうなっとんじゃい!爆弾」とのお声・・・ごめんなさい汗あせる



昨日、今年最後のホームコースでのラウンドでした。


最重量級シャフトと同等の重さで、1番手軟ずらしに装着してあるとはいえXフレックスなんですが手強さや手に負えない硬さというものを全く感じません。

このシャフトを作った島田ゴルフ社の製品に共通している

「振動数はメッチャ硬い数字が出るのに打ってみるとスムースに良くしなって弾く」

という味の特徴がよく表れていると思います。


そして本当に球がよれずに真っ直ぐ弾き出されていきます。


実はこのシャフト、このメーカーさんにオリジナルシャフトとして作ってもらおうと考えている重量級シャフトのプロト(叩き台)でもあります。


あらためてこのシャフトは是非実現させたい!と思いました。

現在この重量帯のシャフトとしては実質的にダイナミックゴールドしかありません。


この味わい、そしてこのメーカーさんの素晴らしい品質管理レベルを思えば

「このシャフトが世に出たら・・・」と思うと今からゾクゾクする思いです。