クラブ職人の徒然草~2 -502ページ目

高校ラグビー

昨日の花園での高校ラグビー決勝戦

後半終了間際の桐蔭学園のラストプレーに心ゆさぶられてTVの前で拍手をおくっていました。


鮮やかなパス回しから走って走ってトライ、という技巧的でスマートな攻撃ではなく

ボールを受けたら愚直に縦に突進。

相手ディフェンスに背中で当たってラック。仲間がフォローして球をキープ。

起点になった選手は下敷きになってボロボロ。また立ち上がってラインに加わる。

そうやって1ydずつ1ydずつゲインを切っていく。


4分に余る連続攻撃でついにトライ。


人間として、仕事人として、自分のためじゃなくどういう姿勢でやっていかなくちゃならないのか。


見せてもらいました。

試打を作ってみました

昨今のアイアンクラブには複合素材で高反発フェイス、ストロングロフトというモデルが多くなっています。

実際のところ、市販クラブでは標準的ロフトより1番手ストロングで長さも1番手長め…つまり6番に7番と刻印を変えただけみたいな物も多く見られます。


こういうヘッドに共通しているのはヘッドの厚みがあるインナーキャビティで重心深度があり、実質重心距離が長いこと。

もう一つはフェイスが高反発で球離れが速いこと。

ロフトが立っているにも拘わらず弾道が高いのはこのフェイス反発性と重心深度が理由ではないかと考えています。

また、これらの要素は打球のスピン量を減らす物理的要因にもなり、グリーンでの止まりにくさにも繋がると思うんですが…


実際にこのタイプのアイアンを使っておられる方の評価は分かれているようで

グリーンでも十分止まる。7番の距離を8番(と刻印されたクラブ)で打てる事に優位性を感じる。

という方と、やはり飛び過ぎて距離感が合わない(特に100~120yd以下)。止まりにくい。

という方。


これからは私たちが扱うコンポーネント専門ブランド(例:三浦技研)からもこのタイプのヘッドが発売されますし、実際のところ昨年発売された三浦PP9005は大変高額にもかかわらず品切れ状態が続くほどの売れ行きでした。


今まで僕自身はクラブセットが14本と決められていて1Wとパターを必須とすれば12本しか枠が無い中でコースでのプレイアビリティに対してアイアンのストロングロフト化には意味が無いと考える方でした。

しかしこの時代の趨勢を受けて本当はどうなのか、を検証すべきだと考えました。

実証せず食わず嫌いでものを言うのは不誠実です。


という訳で






試打クラブを作ってみました。

ロイヤルコレクションのS.F.I Forgedの少し古いモデルで、軟鉄鍛造ボディにバネ板フェイス。

ロフトは
4:21、5:24、6:27、7:31、8:35、9:40、PW:45

標準的ロフトからすると4~8はおおよそ1番手ストロング、9とPWは1/2番手ストロングというところでしょうか。

長さは5番:38.0インチの標準に対して1番手分0.5インチではなく0.25インチアップにしました。ギリギリ許容範囲というところでしょう。

ライ角は5番:60.5°。

シャフトは一般男性ゴルファーに使う事の多いモーダス120-Xを1番手軟ずらしで挿しました。
ある程度の重量感をキープしながらしなりを出したいと考えました。


今日、いつも使っている標準ロフト標準長さの軟鉄鍛造キャビティと練習場で打ち比べてみました。

練習場でのボールでマットから打つ限りでは同じ番手の飛距離差はちょうど1番手分で、フェイスの反発力や長さの違いが明確に飛距離差に表れた実感はありませんでしたがコースの芝からだとソールの広さが助けてくれてまた違う結果になるかもしれません。

初速の速さと打ち出し角の大きさは未経験の感覚です。僕のHSでグリーンで止められるのでしょうか。

実戦でのリポートはまた後日。



2016年 始動




皆様明けましておめでとうございます。

ゴルフピットは本日1月5日より通常営業を開始致します。


2007年に阿倍野区の現工房を開けてから今年の4月で丸9年。

いよいよ10年目のシーズンに突入致します。

師匠、同門下の先輩、同輩、後輩に助けて頂き

お客様方に支えて頂けてなんとか来ました。


この仕事に就いた時の原点を今一度心に刻み直して行きます。

それは

マーケティング志向とCS主義

自分のお客様になって頂ける方々は何を求めておられるのか。

お客様になって頂けた方々はどうすれば納得・満足下さるのか。

そして、それらの事と自分自身の理念や信念とをどう融合していくのか。


永遠の、そして常にあるテーマですが、発想の根本はお客様が主語主役であるということ。


そのためにも正しい情報を公正な視点・感想から正しく伝える事が重要ですので新しい物や事柄にもトライしていきたいと考えています。


ワタナベにクラブやらして良かったわぁ!と喜んで頂ける仕事をご提供出来るよう今年も精進してまいります。

本年もどうぞ宜しくお引き立てご贔屓のほどお願い申し上げます。


お年賀のルールブックもご用意して皆様のお越しをお待ちしております。