クラブ職人の徒然草~2 -501ページ目

三浦技研PP9005ジェネシス

第一弾が入荷しました。



右のクラブが先行モデルのPP9005プレミアム。

金型は全く同じ、
軟鉄鍛造ボディも同じ、
ロフト設定も7番=30°のストロングロフトで同じ。

フェイス板材がバネ板からマレージング系特殊鋼になり、打球の手応え感が強くなるのではないかと思います。

もう一つ変わった点

プレミアムのキャビティ内

完全中空なのに対し、

ジェネシスのキャビティ内

バックフェイスのオレンジの点からフェイス裏にバーがあるのが見えるでしょうか?

これもインパクトのソリッド感を出すのではないかと思います。


メッキ仕上げはWニッケル+クロムのサテン仕上げ。

腐食、熱、摩耗に対して最も強いメッキです。

ヘッド価格も@27000円から20000円になりました。

ヘッド重量設定も重くなりましたので作る側としては適切な長さ・バランスでご提供するのに組みやすくなりました。


1ヶ月の受注制限が必要になったほどの人気だった前モデルでしたが、今回は生産態勢も充実させたとの事。

乞うご期待です。

”飛びアイアン”実戦試打

先日作成した”飛びアイアン”
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昨日、河川敷コースの牧野パークゴルフ場で使ってみました。

4番~8番は標準ロフト(7番=34度)に対してほぼ1番手分ストロングロフト
9番、PWは1/2番手ストロング
というヘッド設計で

長さは標準(5番=38.0”:おおよそ60度法での数値)に対して1番手(0.5”)ではなく1/2番手(0.25”)長めにしてあります。
これはNS950などの軽量スチールやKBSまたはK’sTourなどのカウンターバランスシャフトで標準重量のヘッド・標準重量のグリップで作る時の数値とほぼ同じです。


バネ板フェイスによる反発力のせいか、球離れ・初速が速いようです。

また、水平方向のベクトル量が少ないこととヘッドの設計上ソール幅が広くなって接地抵抗が少なく芝の滑り抜けが良いためだと思いますが打ち出し角がロフトの割に大きいと感じました。

9ftくらいのコウライグリーンでコンパクションは不明ですが、特にスピン量不足で着弾後に足が出てしまうという感じはなく、7番以下の番手はほぼ着弾点で止まりました。
(それより長い番手でグリーンを狙う機会はありませんでした)

この点は自分のホームコースのグリーンや、よりコンパクション・グリーンスピードの大きいグリーンでさらに検証する必要があります。


飛距離としてはロフト通りの距離が出る印象で、ロフト以上に高反発フェイスによる飛距離というのはほとんど感じませんでした。

ただ、弱いフォローの140ydのPar3でティアップし、標準ロフトの軟鉄鍛造キャビティなら今の時期で7番、暖かい時期で8番で打つところを9番で打ったところセンターやや手前に届きましたのでインパクト時の接地抵抗がない状態では少し飛ぶようです。

これはもう一つ理由が予想されて、薄いバネ板フェイスという構造上、フェイス上の最も反発力の高いポイントが軟鉄鍛造フルキャビティに比べてもやや上の方にあるのではないか。そのためにフェイスセンターに当たった球がより大きな飛距離を得られたのではないか、ということです。

こういう場合に着弾後どのくらいのランが出るのかは今回は確認できませんでした。


このタイプのアイアンは少し軽いシャフトでヘッドスピードを上げるように作ると軽量クラブにありがちな当たり負けのロスよりもHSアップによるゲインの方が大きくなるように思われます。

但し、軽量クラブでインパクトのタイミングがベストタイミングに取れれば、の話で、その方にとって適切な重さ、スイングバランスがその方のベストタイミングを引き出せる(飛距離と方向性)。というクラブそのものに関する本質論とは別の次元の話です。


最大のメリットはソールの広さにあるのではないか、というのが第一印象です。
こういう構造のヘッドでなければこれだけのソール形状設計における自由度は得られないでしょう。

それと、そのクラブが実質的に「7番と書いてある6番」であったとしても「6番ではなく7番だ。7番ではなく8番だ。」という意識がもたらす安心感というのも実際のプレーにおいては結構大きな要素なのかもしれません。


もう少しいろんなタイプのコースで使ってみようと思います。

牧野パークゴルフ場




カミサンと二人で練習ラウンド。