「ゴール」が決まっているクラブ作り
当工房もそうですが
僕の師匠店および同門下の兄弟店は全てクラブ各部の計測値を取るための計測器は最高のものを使用しています。
全ての種類のクラブのヘッドスペックを計測するための計測器
GOLF GARAGE製計測器
世界で唯一シャフト中心軸を基準にしてヘッド各部の数値を「絶対値」で計測できる機械です。
スイングバランスを測るためだけの機械は20万円します。
振動数を測るためだけの機械は40万円。
その他の計測器や作業器具もゴルフクラブ専用のもので大量生産されているものではないのでどうしても高くなりますが
これらを駆使すればこそ自信を持って「このクラブはこういう性質とこういうスペックを持った貴方のためのクラブ」に仕上げてあります。と納品することができます。
きちんと測れるからこそきちんとしたクラブが作れます。
そして使う方に最適なスペックに仕上げるためにあらゆる器具、機械を駆使して技術を投じて作る。
その方にとって最適なスペックのクラブ、ということは、どのヘッド、どのシャフト、どのグリップを使い、どんな長さのどんな硬さのどんなバランスのどんなグリップ太さになっていればいいのか、というゴールが決まっているということです。
そのための部材選びに妥協はありません。そこへさらに手を入れて加工を施すこともあります。
ヘッドが軽かったので長くなっちゃいました。重かったので短くなっちゃいました。
表示10.5°なんですが実測12度になっちゃいました。ヘッドの個体差なんで・・・
などという「なっちゃいました。せざるを得ませんでした」というセリフはプロとしてお客様から報酬をいただくクラブ作りにはあり得ません。
それはシロウトさんのクラブ作りDIYの話です。
実測ロフトが0.5°違うこと
スイングバランスが0.3ポイント違うこと
フェイスアングルが0.5°違うこと
ロフトが0.3°違うこと
振動数が5cpm違うこと
これらはすべてプロにとっては「失敗」の域です。
最初にクラブ作りをする前にお客様と十分なディスカッションとインフォームドコンセンスがあるはずです。
でなければどういうクラブを作るのかという設計方針は立ちません。
設計方針すなわちゴールが決まっているのなら、それに対してそれを実現させる義務がプロクラフトショップにはあるはずです。
このことは私どものような市井のクラフトショップ、クラフトマンだけに当てはまる話ではないはずです。
1本が6万も8万もする市販メーカーブランドのドライバー。
なんでロフト表示が10.5で14.3もあるんですか?
ライ角が5番=61.0で以下0.5°ピッチ、とカタログに明記されているそのアイアンセットは10万を超える価格ですがなんで肝心要のライ角が番手間で逆転するようなデタラメに作られているんですか?
クラブメーカーさんにも、ご同業の某ショップにもはっきり言いたい。
「当社基準における許容誤差」なんてお手盛りの言い訳に逃れていい加減なことやってると必ずバレてゴルファーから見放されますよ。
矜持と責任感と義務感を持ってクラブを作り、堂々と胸を張ってお代金を頂戴したまえ!

