クラブ職人の徒然草~2 -400ページ目

三浦技研 限定生産パター入荷


三浦技研より各モデル200個限定生産のパターが入荷しました。

軟鉄鍛造素材のエル字トゥ·ヒールタイプとジャーマンステンレス製のマレットタイプ。


両方ともオーバーホーゼルですが、カーボンシャフトのDiamana パターはオーバーホーゼル用の専用アダプターがありますので装着可能です。


専用ヘッドカバー付き


各モデル2個ずつ確保しました。

マレットタイプにはダブルベンドタイプのシャフト限定になり、ライ角の曲げ調整が出来ない(ボディのピンは曲げると折れる)ので長さのフィッティングだけになり、ライ角は装着時に振れる範囲内での調整になりますが、

エル字の方はライ角の曲げ調整が可能です(小さな調整傷が付きます)ので長さとライ角のフィッティングが可能です。

当工房ではお越し頂いてフィッティングし、30分ほどお待ち頂いて仕上げて納品する、という手順を踏みます。

ご用命をお待ちしております。

ゴルフクラブ業界に蔓延する「一瞬そうかな?すごい・・・かな?」と思わせるウソ

ドライバーの不調はドライバーのせい?

比較的お若い男性に多いケースです。

ドライバーには60g台半ばのSフレックス表示のシャフトが入っていて
長さ、スイングバランス、総重量の基本スペックはそのシャフトに対しては適正範囲だし

そのドライバー自体もその方には適正範囲内。


なのに、このドライバーで240~250ydを打てる方が、

なんでアイアンにこのシャフト?

どう考えたって軽すぎるし、軟すぎるでしょう。

というケース。


そして、こういうクラブセッティングになっている方に限って

ドライバーもうちょっと飛んでほしいんです。良いドライバー作りたいんです。

というご相談が多いです。


ドライバーの相談なんです。と言って来られた方にドライバーを拝見した上で

アイアンは何使われてますか?

と伺うと


いや、僕ドライバーの相談で来たんですけど・・・?
(ここで、『このおっさん、ドライバーだけでなくクラブ丸ごとで金儲けのカモにしようとしてるんとちゃうか・・・』という懸念が見える)

で、案の定、

「アイアンのシャフトを替えるべきです。」という診断が返ってくる。


ドライバーが良く振れている日にはアイアンでフックのミス、トップ気味のスライスのミス、自分でビックリするような大ダフリのみす、が出て、アイアンがそこそこピシピシ打てる日はドライバーが振りきれなくてスライスで飛ばない。

そんな状況よくありませんか?

と問えば


大抵の方が「なんで知ってるんですか?」「なんで分かるんですか?」と。



自分一人で18ホールのうちに14本のクラブを数分おきにとっかえひっかえ使うのがゴルフ。

だからどのクラブをどの順番で打っても違和感が出ないようなセッティング、「クラブの流れ」を作っておかないとそういう齟齬が発生します。

それも緊張を強いられる、真剣さを求められるラウンドほど。


そういう齟齬が出ないクラブセッティングを構築する土台になるのがアイアン。
特にアイアンのシャフト選びです。


アイアンそのまま放置して10万かけてドライバー作ったら最初は良いかもしれませんが魔法が解けるのに1か月は要しません。

作った最初は良かったのに3ラウンド目には元の木阿弥。


同じ10万かけてアイアンのシャフトを適正な重さ・硬さのものに替えればそのドライバーはそのままで勝手に10yd伸びますよ。

そしてアイアンの調子も良くなり、良くなるにつれてドライバーの調子も安定していきます。



1か月の魔法に10万、どんどん調子が良くなって上達していくのに10万。

同じ10万どちらにかけますか?


この話、言っときますけど提案した僕自身にはお商売的には全然有利性はないんです。

ドライバーなら1本作るだけで済みます。

アイアンのリシャフトとなれば5番~PWの基本セットでも6本。
しかも抜いて、クリーニングして、という作業も含めて掛かる手間と使う神経はドライバー1本の6倍以上。

でも利益は同じくらい。


決して利益誘導ではないんです。