クラブ職人の徒然草~2 -147ページ目

UTの100g台カーボンシャフトにご提案


ユーティリティ(ハイブリッド)クラブのシャフトをどう選定するか。

工房またはクラフトマンによって考え方は様々に分かれる課題です。

当工房にも一つの法則があり、それをベースに考えています。

で、ずっと懸案だったのが90g台、100g台のシャフト問題。

この話は「クラブセットの異なるクラブ種各々のシャフトを決めるのはアイアンセットのシャフトは何がフィットしているのか」がベースになる、という考え方が基本にあります。

ダイナミックゴールド、モーダス125、モーダス130、モーダス120(X)、島田K's tour、KBS tourといった120g以上のシャフトのアイアンセットをお使いの方のユーティリティには軽くても90g台〜110gくらいまでの重さのシャフトを選びたいと考えています。

この重さになるとカーボンシャフトでは非常に硬くなり、重さの流れは良いが硬度としなり性質の流れが合わない、という問題が発生します。

UT用のカーボンシャフトは80g台までは心地好いしなりが得られる物が沢山ありますが、その時で同じモデルでも90g台になった途端にただ硬いだけになっちゃう。

で、各社から発売されているスチールシャフトは重さも硬度も流れは良いのですが、このレベルのシャフトを振れるパワーのプレイヤーには捕まり過ぎる、左が怖くて振れなくなる、という問題が付いて回ります。

私(62歳)はアイアンにモーダス130S番手軟ずらしを使用し、5番アイアンの代わりに25度UTを入れていますが、私のスイングパワーレベルでさえ99gのスチールシャフトでは左巻きが怖かったです。

で、以前に90g台で試してダメだった試作をふと思い出し、100gだったらどうだろう?と考えて作ってみたのが
フジクラMCI-100S #1。
MCIはUT対応用として#1(40.0")の設定があり、同じ重量帯のUT専用シャフトMCHと比べると硬度が低い。

そこでUT3番にMCI-100-#2(#1の先端カット)を組んでみました。
ヘッドはKAMUI XP-03。
投影面積やや大きめの安心感あるヘッド。で、やはり捕まりは良いヘッドです。

シャフト重量104g、クラブ全長40.0"、総重量387g、バランスD-2.2という仕上がりながら振動数282cpm。

実際に打ってみても、まったりとして優しい振り心地。
そしてヘッドが走り過ぎてフックするという気配がほとんどありません。

これ、是非一度打ってみて下さい。
こんなん探しててん!て言うと思いますよ!

ショパンコンクールを聞いて

ただのピアノ好き(聴く専門)、音楽好き(楽しむ専門)の素人の素人たる素人的感想です。



ピアノコンチェルトという「曲」の意味を最も正確に(作曲者の意図に沿って)表したのは日本語訳ではないかと思うんです。

ピアノ「協奏」曲。

ピアノとオーケストラが一緒に、各々の楽器が各々に託された役割を担って、そして渾然一体となってその曲を奏でる。

聴く人に届ける。

「協」奏であって、ピアノという一兵卒 対 オーケストラという部隊がぶつかり合う「競」奏ではないはず。

でも、今年の審査員は競奏を選んだんだなぁ。

元々はソリストであるピアニストのためのコンクールだからそれで良いのかも知れないけれど

演奏と順位付けの結果の乖離に違和感を覚えたのは僕だけだろうか。

素人やから知らんけど。

Nipponの心、桜のソケット


当工房で使用しているソケットは師匠店門下共通でソケットメーカーさんに別注指定で作ってもらっています。


今まではソケットと言えば黒一色か、それに金、シルバー、カラーのリングが入ったものくらいでしたが

今では店のロゴを入れたり、様々な模様を入れたり、また、リングもそれ自体がホログラム等の柄になっていたりと、とても多様化しています。

そもそもそういう柄をソケットに組み込む特許を持っているのがこのソケットメーカーさん。

ソケットを単なる付属部品から付加価値のあるパーツに、という観点から社長さんから数年前に紹介されたのが冒頭の写真の桜の柄。

僕自身のアイアンにはその時頂いたサンプルを装着してます。
綺麗でしょ?

この時の作業経験を踏まえて、当店オリジナルにと工夫を加えました。

ゴールド×紅桜と黒×金桜の2パターン、アイアン用だけですが、とにかく各々100個を作って頂きました。

イメージしたのは日本家屋で窓の桟越しに舞い散る桜の光景を見る、です。

桜ソケットの部材費は@500円(税別)です。

当店にてアイアンやウェッジをご用命の折りには是非ともご検討下さいませ。