ロフト考アイアン編 そのです
今回はアイアンのストロングロフト化がもたらしたものは何か
について書いていきたいと思います
まずはタイガーのアイアンのロフト設定です
彼のこのロフト設定は年以上変わっていません
現在の基準から見るとめちゃくちゃウィークですが、
との間を除きキレイに度刻みになっていて、
不自然なところはありません
タイガーも飛距離が落ちてくれば別かもしれませんが、
まだまだツアーでもトップクラスの飛距離を持っているため、
この長年慣れ親しんだ設定がもたらす感覚と距離感が
中々変えることができない理由だと思われます
自分もタイトリスト・フォージドプロトや
その次に使ったプロトアイアンぐらいまでは、
スタンダードロフトのアイアンを使っていましたが、
もはやその当時(/年)ですら、
そんなクラブを使っている人は周りには誰一人いなかったので、
なんでそんなクラブ使ってんのって
言われたりしてました
さて、タイガーは別として現在のツアー選手の
セッティングは以下のような感じになってきています
アイアンのストロングロフト化が進んだ結果、
とのロフトが開き過ぎてしまって、
その差を埋めるためにウェッジを追加せざるを得ないような
状況になってきました
しかもツアーにあってもさらにストロングの傾向にあることと、
年々厳しさを増すコースセッティングに対応するために、
度を超えるハイロフトのウェッジを入れたりと、
過去のクラブセッティングとは内容も異なってきています
現に番アイアンを抜いてその代わりに
別の番アイアンを入れる選手も増えてきていますし、
ロング-ミドルアイアンとミドル-ショートアイアンで
違うモデルのコンボにしている選手も以前より増えてきるような気がします
(最近は番アイアンでもドライビングアイアンって呼ぶんですね)
逆にアイアンは番からにして、さらにウェッジを追加している選手もいます
さて話を元に戻しますが、
プロの間でこのストロングロフト化の傾向が強かったのは、
実は日本ツアーの方でした
ツアーでは年代初めまでは、
まだまだスタンダードロフトのアイアンが主流で、
日本ではまだあまりメジャーではなかったが、
早い時期からの下にセッティングされていました
一方日本ツアーでは、
年代にはストロングロフト化が進んだ結果、
とかとかなんて名称のウェッジが
との間に加えられるようになりました
(今じゃなんていう人は誰もいませんが、
ジャンボが強かった時には結構使ってましたネ
この頃はも黄金期だったんじゃないでしょうか)
そして日本ツアーでもコースセッティングが厳しくなったり、
海外ツアーの影響もあって度のウェッジが普及し、
ツアーでもロフトのストロング化が進んだことにより
と呼ばれるものが普及し始めると、
多種多様なロフトのウェッジが登場するようになり、
アイアンからの流れのではなく、
ウェッジからの流れのものも出現してきました
クラブやボールの進化や、
またコースの改造やコースセッティングの変化などにより、
ゴルフバッグの中身も段々と変わってきています
プロユースを目的に開発されたものがアマユースに転用されたり、
アマユースを目的に開発されたものをプロが使ってみたりと、
昔に比べると段々と垣根がなくなってきているようにも感じます
自分はタイガーみたいなキレイなセッティングが好きな上、
ヘンなこだわりもあるのでイマイチ踏み切れないところもありますが、
クラブ選びも時代の流れに適合していくことは必要だと思います