「このドライバー、めっちゃ打感いいやん!」
ゴルフ仲間との会話で、よく出てくるこの言葉。
私もそう感じること、何度もあります。
でも、最近改めて思うんです。
打感って、本当に“感触”だけなんやろうか?って。
実は、打感の正体って──
かなりの割合が“音”なんです。
ゴルフクラブ、特にアイアンやドライバーで「打感が柔らかい」「気持ちいい」と言われるクラブの多くは、
実際に耳に入ってくるインパクト音が“快音”なんですよね。
たとえば、軟鉄鍛造アイアン。
「これはさすがやな…」と思わせる打感の良さは、もちろんフェース素材や一体構造の効果もありますが、
一番耳に残ってるのは──「音」。
これは試しに、耳を軽くふさいでインパクトしてみるとよく分かります。
振動は多少伝わってきても、「あれ?打感ってこんな感じやったっけ?」ってなるんです。
打感の気持ちよさは、音から脳に届いてるとも言えるんですね。
逆に、同じアイアンでも音が高くてカチンと鳴るクラブって、
打感が“硬く”感じることが多いんです。
つまり、手に伝わる感触よりも、耳に届く「音」の方が印象を左右してることも少なくないということ。
これ、ちょっと面白いと思いませんか?
私たちが“打感”と呼んでいるものの中には、
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手に伝わる微細な振動
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インパクトの音(高音 or 低音)
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音と振動がシンクロする一瞬の“気持ちよさ”
こういった複数の要素が含まれています。
それらが脳内で合成された感覚が「打感」として記憶に残るんです。
だからこそ、クラブ選びで「なんとなく好き」と思える1本に出会ったとき、
それは“音が好み”だった可能性もあります。
打感を言語化するのって難しいですが、
「この音、なんかええなぁ〜」って思えるクラブは、
長く使える“相棒”になることが多いです。
ちなみに私は、音に敏感な方です(笑)
離れていてもインパクト音を聞くと、その人のショットがどんな方向に飛んでいったのか、なんとなくわかります。
もっとも、プロゴルファーたちは、さらに敏感に音を意識して練習していますよ。
ゴルフクラブの評価って「飛距離」「寛容性」「操作性」だけじゃない。
こういう感覚的な部分──特に“音”も、すごく大事だと思っています。
ぜひ次に試打する時は、「音」にも意識を向けてみてくださいね。
案外、打感の正体が耳に届いてくるかもしれません。
使用するボールも打感に大きく影響します。
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