こんにちは、クラブフィッターのナオです⛳️
突然ですが── 「7番アイアンで170ヤード飛びます!」 って言われたら、どう思いますか?
正直なところ、 「えっ…それってホントに“7番”?」って心の中で思ってしまいます(笑)
もちろん、ヘッドスピードが以上に速い、 ロフトが立ったアイアン(飛び系アイアン)を使っているなら170ヤード飛ばすゴルファーも確かにいます。
でも、 ドライバーの飛距離が220ヤードくらいの平均ゴルファーが、 ロフト30度の標準的な7番アイアンで打つと キャリーはだいたい145ヤードくらいが目安です。
なので、 7番で170ヤード飛ばすには、
・ロフトが立ちまくった“ぶっ飛び系”アイアンか、
・めちゃくちゃナイスショットで転がりも入れるか、
・打ち下ろし&フォロー風か(笑) のいずれか、というわけです。
ちなみに、 男子プロのトップ選手たちは、 34度前後の7番アイアンでも170ヤード以上をしっかり打ってきます。
でもそれは、ドライバーヘッドスピードが50m/s超、 飛距離も300ヤードを超える“世界が違う人たち”だからこそ成り立つ話。
実は、 「アイアンが飛びすぎる=良いこと」と思ってるゴルファー、意外と多いんですが、 本当はそうでもないんです。
飛びすぎると何が起こるかというと
● ショートアイアンの番手間の飛距離差がグチャグチャになる
● ウェッジが2本しか入っていない場合、距離の打ち分けができない
● グリーンで止まらないからスコアがまとまらない
要するに、「アイアンだけ飛びすぎ」は後で困るやつ😅
もちろん「どんなゴルファーか」によって考え方は変わりますが、 “ちょうどいい距離を、安定して、狙える”ことが アイアンにおいては最も大切なんです。
ということで── 今日の一言まとめ👇
「7番アイアンで170ヤード飛ばすな、とは言いません。
ヘッドスピードが速いならいいです。
でも、それが本当に“あなたに合った距離感”ですか?」
少しでも参考になったらうれしいです😊
アイアンの距離感を揃えるには、使用するボールも大切です。
アイアンショットでバックスピンがしっかりかかり、グリーンにピタッと止まってくれるボールを使って下さい。👇
▼ ちなみに、飛距離がバグらない“標準ロフト寄りのアイアン”はこの記事で紹介しています 👉スリクソンZXi5アイアン試打レビュー