こんにちは、クラブフィッターのナオです⛳️
ゴルフをやっていると、こんな経験ありませんか?
「インサイドアウトで振ったのに、なんであんなにスライスしたんだ?」
「フックで木の右を狙ったのに、まっすぐ木に当たった…💥」
理論通り打っているつもりでも、狙いと弾道がかみ合わない。
それって、もしかすると“スイングの問題”ではなく、“フェースの向き”かもしれません。
先日、弾道計測器「トラックマン」の営業さんと話す機会があり、ボールの曲がりには、驚くほどシンプルな“仕組み”があることを知りました。
今回はその話を、できるだけわかりやすくお届けします😉
■ “フェースの向き”が約85%
トラックマンの解析によると、ドライバーショットの打ち出し方向の約85%はフェースアングルに依存しているとのこと。
つまり、
「どこに飛び出すか」はインパクトでのフェースの向き、
「どれだけ曲がるか」はフェースアングルとクラブパスの角度差で決まります。
■ たとえば、こんな状況👇
✅ フェースとクラブパスがどちらもスクエア
→ 真っすぐ飛んで曲がらない。
✅ フェースが右向き、クラブパスはスクエア
→ 右にスライス。
✅ フェースがスクエア、クラブパスがインサイドアウト
→ 軽いドロー。
✅ フェースがややオープン、クラブパスがアウトサイドイン
→ いわゆるカットスライス。
■ 曲がる=ズレの量
ようするに──
打ち出し=フェースの向き
曲がり=フェースアングルとクラブパスのズレ
「曲げたいのに曲がらない」はズレが足りない。
「真っすぐ打ったのに曲がった」はフェースアングルがオープンかクローズ。
原因はインパクト時のフェース角とスイング軌道の関係性、特にフェースアングルなんです。
長年フックで悩んでいた私は、
インサイドアウトがきつすぎるのではなく、インパクトでのフェースアングルがフックになっていたことが原因。
原因がはっきりすれば対処法がありますよね✊
■ クラブによっても曲がり方が変わる
ロフト角によっても、弾道の曲がりやすさは変わります。
✅ ウェッジやショートアイアン(ロフト多)
→ パックスピンが多く、スライスしにくい。
※ロフトを立てて打つと、フック回転はかかりやすくなります。
✅ ドライバーなどロフトが立ったモデル
→ パックスピンが少なく、サイドスピンが効きやすい=よく曲がる。
つまり、ドライバーのスライスはクラブパスだけではなく、フェースの開きが原因であることが多いんです。
■ まとめ
✔ 打ち出し方向=フェースの向き
✔ 曲がり幅=フェースとパスの角度差
✔ ロフトが立っているほど曲がりやすい
この理屈を知っておくだけで、「なぜ曲がるのか?」「なぜ木に当たったのか?」といった疑問もスッと解けてきます😉
■ スライスに悩んでいるゴルファーへ
スイング修正も大切ですが、もっと即効性がある方法もあります。
それが、
✅ フェースが開きにくいドライバーを使うこと。
インパクトで自然にスクエアになりやすい設計のドライバーなら、スライスがグッと減るケースも多いです。
そんな【スライスを抑える設計のドライバー】をまとめた記事がこちら👇
📘 スライスしにくいおすすめドライバー|最新モデルをフィッターが厳選!【2025年版】
「打ち出しから右すぎる…」というゴルファーは、ぜひ参考にしてみてください⛳️
フェースアングルとクラブパスという、ちょっとマニアックな話題でしたが…😅
少しでも“なんで曲がるの?”のヒントになればうれしいです!