こんにちは、クラブフィッターのナオです😊

 

今回はよくあるご質問にお答えします👇

「シャフトってカスタムじゃないと違いは出ないんですか?」
「純正シャフトは性能が劣るのですか?」

結論から言うと――
「純正シャフトでも、選び方次第で驚くほど変わります」

特に重要なのが、**フレックス(硬さ)**の選び方。
その理由と選び方のポイントをお話します。


✅ なぜ“純正シャフト”でも違いが出るのか?

一般的に、ゴルフクラブは「ヘッドの性能」が注目されがちですが、
実際の振り心地や結果を大きく左右しているのがシャフトです。

しかも、カスタムシャフトでなくても、
フレックス(S、SR、Rなど)を変えるだけで球筋・高さ・安定性は見違えるほど変わります。


✅ こんな経験ありませんか?

  • Sシャフトで打つと、球が上がらず右に抜ける

  • Rに変えたら打ち出しが高くなってキャリーが伸びた

  • 柔らかくしたらタイミングがズレてミスが増えた

  • SRが一番安定して気持ちよく振れた

これはヘッドスピードだけじゃ測れない「相性の差」です。


✅ 「ヘッドスピード〇〇だからフレックスS」ではない!

たとえば…

  • 同じヘッドスピード38m/sの方でも
    👉 スイングテンポが速い人・ゆったりな人で合うフレックスが異なる

  • Rフレックスを使ってた人が
    👉 SRに変えたらタイミングがピタッとはまり、方向性が格段にアップした例もあります


✅ ナオのフィッティング現場からのリアル

私は日々フィッティングで月10〜15人ほどのゴルファーと向き合っていますが、
「クラブそのものは悪くないけど、フレックスがズレている」というケースがよくあります。

たとえば、

  • 体力はあるけどRの方がリズムよく打てる50代男性

  • 一見力強く振っているけど、Sでは球が上がらない40代アベレージ

  • 女性ゴルファーがLよりもAのほうが安定して飛距離が出たケース

どれも、「ちゃんと合った硬さを選ぶ」ことでスイングまで整ってくる例です。


✅ 純正だからこそ“ちょうどいい”硬さを選ぶのが大事

カスタムシャフトは確かに幅広く調整できますが、
実際には純正シャフトでも十分な変化が得られます。

むしろ、多くの方にとっては「価格」「手軽さ」「安心感」の面で
純正シャフトこそ最初の一本にぴったり。


✅ フレックス選びの3つのポイント

  1. ヘッドスピードの目安  35〜39m/s → R〜SR
     40〜43m/s → SR〜S
     44m/s以上 → S以上が候補に

  2. スイングテンポ  → ゆったり:柔らかめでもOK
     → 切り返しが速い:やや硬めが安定

  3. 球の高さと曲がり  → 球が浮かない・右に抜けるなら柔らかく
     → 引っかかる・暴れるなら硬めに


✅ 最後に:合うシャフト=信頼できる相棒

シャフトが合えば、クラブはあなたの味方になります。

純正だから…とあきらめる必要はまったくありません。

「今のシャフト、なんか違和感あるな…」
そんな方は、ぜひフレックスを見直すだけでも大きな変化があることを、ぜひ覚えておいてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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