「あー、またバンカーだ…」

グリーン周りのバンカーって、絶妙な位置にあるんですよね。
まるで吸い込まれるように、ボールが何度も捕まってしまう悪夢…。
1度入ると、なかなか脱出できず、焦って大叩き。
そんな経験、ゴルファーなら誰しもがあるはず。

でも、もう大丈夫!
バンカーショットが劇的に変わる、とっておきの脱出術を伝授します。
 

こんにちはクラブフィッターのナオです。
25年以上専門店でゴルファーのクラブ選びをサポートしています。

 

秘密兵器は「バンカー専用ウェッジ」

 
バンカーが苦手な人にありがちなのが、「クラブが砂に深く刺さって飛ばない!」という悩み。それを避けようとして、ボールを直接打つと…あらら、ホームラン!
 

そこでオススメなのが、ソール幅が広いバンカー脱出専用ウェッジ。砂に深く刺さるのを防ぎ、ボールの下をサッと抜けてくれるので、簡単にボールが上がります。

距離のコントロールは二の次。

まずは脱出を最優先に考えましょう。これがあれば、バンカーはもう怖くない!

お守りのような存在になるはずです。

 

 

クラブには頼らない!技術で克服なら

バンカーショットは、通常のショットとは打ち方が違います。
ボールを直接打つのではなく、手前の砂をダフらせて打つのがポイント。
ボールの手前1~3cmに、ウェッジのソール部分を入れます。

さらに、サンドウェッジのフェースを思いっきり開いて上を向けること。
こうすることで、ウェッジのバンスが効いて、刃先が砂に突き刺さるのを防いでくれます。

スタンスは肩幅より少し広め、グリップはハンドレートに構えましょう。

ボールを上げようとせず、少し左足体重で、ピンまでの距離を考慮して通常のアプローチの3倍くらいの振り幅で打ちます。

 

バンカーショットが上手い人は、打った時に「パンッ」という乾いた音がします。
フェースの刃の部分が砂に接地するのではなく、ソール後方部分が接地。
砂の量をコントロールして、スピンをかけたり、ランを出したりすることも可能。
ここまでレベルアップすれば、バンカーは怖くないどころか、武器に変わります!

 

目玉になったら?

ボールが砂に少し沈んでいる時や目玉になった時は、フェースを開かず、少し被せてリーディングエッジをボールの下まで入れていきます。この場合、ボールは無回転で飛ぶので、グリーンに落ちてからのランが多くなることを計算して打ちましょう。

 

コースのバンカーは積極的にチャレンジ

バンカーは練習場ではなかなか練習できません。
だからこそ、ラウンド中にバンカーに入ってしまった時は、「絶好の練習機会!」とおもいきってチャレンジしてみてください。

バンカーショットが怖くなくなると、不思議とバンカーに落ちなくなるもの。

嫌だと思ってビビると吸い込まれるんです。

苦手を克服して、ゴルフをもっと楽しみましょう!