鬼先輩現る。

ここ１週間

ずっと雨。

晴れたと思ったら、すぐに土砂降りの雨。

ゴルフにいけん。しかも寒い。

しゃないから、家でパットの練習。

パターマットの練習じゃない。

レールの上にボールを置いて上手く打てれば、まっすぐに、

うまくうてないと、レールの途中でボールが！

これが上手くいかん。

人が練習していると、背後からいやな気配が‥

誰だ。まさか

そこには

最近はやりの鬼嫁ならぬ、鬼先輩が‥

このおっさん。パットだけは異常にうまい。

パットでシングルになったといっても過言じゃない。

上手いのはいいのだが、

人が練習していると、勝手に練習課題を決めて、やらそうする。

しかも、スパルタ。

反論しようものなら、

「まいいけど。残念だな。これ練習したら８０も切れるのに。」

いや、一番怖い文句は、

飛距離‥　　　飛距離　

そう、飛ばないゴルファーにとってのどから手が出るほどに欲しい

飛距離をぶらさげてくるのだ。

馬ににんじん。猫にまたたび。

ゴルファーには飛距離。

その言葉に毎回反応する自分もなんか情けない。

が、それにつけこむ、鬼先輩

なんちゅう悪い性格だ。

が、ここまで曲がりなりにも、90が切れるようになったのも

このおっさんのおかげ。

緊張に強いゴルファーに慣れたのもこのおっさんのお陰なのである。

その鬼先輩。

「だめだめ、そんなじゃ練習にならない。

とりあえず、おまえ、その機械にボールをセットする係りに任命な。

おっさんの魂胆が‥。

もしや、自分で１球１球セットして練習するのが、面倒だからか。

そうだ、間違いない。

続く。

おいらには夢がある。

おいらには、夢がある。昔どっかのえらい人がすごくかっこいいこといってたけど。

そんなかっこいいこといえないけど、おいらにも夢がある。

それは、いつかゴルフでパープレイで回りたい。

イーグルをとりたい。

プロのようにコース戦略なるものをつかって、ゴルフしたい。

解説者に、「おいら選手は、ピンの左から攻めるようです。」

ラウンドレポーターが「おいら選手、風をみて6アイアンを抜きました。」

狙った方向にいったようです。ボールをみてます。

「きた！きました！グリーンの傾斜を使って寄せてきました。」

すごい、すごすぎる、この土壇場でピンそばにつけてきた。これをいれれば、

悲願の初90切り。

おめでとう、おいら選手。

こつん。クル。

あ、なんてことだ。はずしてしまった。

ラウンドレポーター「おいら選手、パットを打ち終わる前にカップを見てしまいましたね。」

残念。おいら選手の90切りは、次回のラウンドにもちこしです。

こんなおいらだけど、夢がある。