今日はあるお客さんの話をさせてください

       
開業したての時

  
定年を迎え少し自分に時間が出来て、と
ある女性が来てくれました

    

「私は年金暮らしだから定期的には通えないの

   
お金があれば毎週でも通いたいけど今は働いていないからね
   
ごめんなさいね、でも ありがとう」

   
そう言って帰って行きました

   

また来てくれるのかな…  
    
  

不安だった

   
「しょうがない… しょうがないよね」 

    
そう

     
言い聞かせようとした

     
   
でも ずっと気になっていたんだ
 
    

   
それから数ヶ月 

  
連絡を頂いた

 
   
「もしもし
   
私は他の方みたく沢山は来れないけれど…
    
季節の変わり目や節目節目にはお世話になりたいなと思って…」
     
   

    
嬉しくって

次は無いんだろうなと思ってしまった自分が恥ずかしくて
 
    
嬉しさ 悔しさ 情けなさで
 
   
   
電話を切る途中から涙が止まらなかった

   
あれから3年 

  
娘の結婚式があったり

   
夏には田植え 秋には稲刈りがあったりと

   
季節の変わり目や
 
   
節目節目にその方は来てくれた

   
言葉通り ちゃんと来てくれたんだ

    
嬉しかった どれだけ嬉しかったか…

    
でも
    
レーシック手術に失敗し片目が見えなくなってしまった

   
      
でも

     
それでもその方は来てくれた
 
    
   
ビックリした

     
    
見えないから来る身体の疲れが酷くて、と距離ある自分を求めてくれた
        
   
決して近くとは言えない場所なのに
    
   
片目が見えない中での移動は相当大変なはずなのに
   
   
お金も払って時間もかかってしまうのに
 

   
変わらず会いに来てくれた

      
    
私はその人に何が出来るんだろう…
    

    
 
   


   
てのひら

別の読み方では【たなごころ】と読むよね

    
たなごころは文字通り【手の心】のこと

   
高橋さんは自分の心を手に乗せ、相手の身体と心からの叫びを聞き取り
  
人の心を緩め穏やかに出来るんだよ

受けた立場から言うと大げさではなくこんなイメージ。マッサージとも指圧とも言わない。

   
掌敬(圧)しょうあつ

かな
 
     
流れ作業ではできないし効率で言えば良くはないかもしれない。

けど心を効率で表せないし

高橋さんは心を大事にするから掌に心が宿る。

これは大事にしてほしいな

 
    
あるお客様の言葉を思い出した

    
私が出来る事それは【心を宿す事】だ
 

   
【掌に想いと心をのせる】
  
それがお客様への恩返しだと思った

   
精一杯 施術をする
 
    
お客様が深々と頭を下げてくれるのは

満足してくれたから

 
  
何度もありがとうと言うのは感謝してくれているから

 

   
「どうか少しでも身体が楽になりますように」

  
そう 唱える 

    
だから高橋の見送りや頭を下げる時間は長いかもだけど
    
心込めてるって事でよろしく頼むよ!!(°Д°)