ご覧頂きありがと〜〜ございます
「シャフト選び」と言うと、ご自分で選ぶ際のポイントみたいですが、
ここは、あくまで、筆者目線でのフィッティングでのお話しです
昨日の午前中10時(通常営業はお昼からですが)にMid-riverさんに2度目の試打フィッティングをしてもらいました。
2度目なのは、筆者が試打してもらいたいシャフトが欠品してたからで、ようやく、入荷したのでご足労願ったわけです。
前回
今回、新入荷したシャフトを、削り上げてメッキ前の5番アイアンのヘッドを装着して試打してもらいました。(普通そんな機会はありませんよね筆者が削ってるから可能なんですけどね)
終始、「力入れなくてもシャフトが動いてくれるから楽です‼️」とおっしゃってました。
もちろん、最初は前回の試打クラブを打ってもらい、その後新シャフトを。
Mid-riverさんはアップライトなスウィングプレーンなので、普通アップライトなライ角度を勧められると思いますが、
持ち球がフェードで、左の引っ掛けを嫌うのと、これを見るとライ角度はスタンダードで良いと判断しました(これ以上アップライトだと左に引っ掛かるから)
メッキ前の状態(キャビティ内はサンドブラスト照射での梨地)
フェイス形状は、ライ角度はスタンダードにするので、アップライトなプレーンを鑑みトウとヒールの傾斜を強くし、アップライトに見えるように削りました。
「抜けが良い‼️」と連呼されたのは、ソールの削り方によるものです。
5番なのでバウンスはこのくらいだが、短い番手になるほど、強めにします。それは入射角度が変化するからですね
トウダウンすることを考慮して、トウ側の質量を少なめにして、トウが地面に突っかからないようにしてます。
そういう組み合わせでソールを削ったので、ご本人が「抜けが良い‼️」と驚かれてたわけですね
前回試打してもらったシャフトだと、筆者から見てちょっと頑張って振ってるように感じたんです。
ラファールi65と、"MAGISTICK 85i"のカーボンシャフトも試してもらったが、
どうもタイミングが合わないようなので、ある程度重さが必要だと、スチールを打ってもらうとタイミングが合い出したわけです。
その時点で昨日試打してもらった本命のシャフトが欠品中だったので、タイミング良く入荷したところでの、再試打ということでした。
硬さとしなるポイントが合ったことで、「軽く振り抜ける‼️」という表現になったわけですね
ってことで、フィッティングを生業としてる専門家から言わせてもらうと、
測定機械の数値やシュミレーションでの憶測(実測ではないから)では、
ご本人が喜ばれる結果は出ないと思いますよ
機械では、一生懸命頑張っちゃってる振り方と本人が楽に振れてるという感覚までAIは読み取れないと思いますけど。
時には人間によるアナログな手法が功を奏することは枚挙に三笘がありません
みとま⁉️
まぁ、そんなことでまた