筋トレして筋肉がついてくると、筋力アップする前に身体が動かしやすくなります。私は、筋トレすると神経が繋がってくると表現をしてました。それが、運動神経になるのだろうと思います。


 

 

実際に筋肉がついてくると、身体が部分的に動かせます。
二の腕の筋肉とか、胸の筋肉とかピクピクさせられるようになります。

なので、ゴルフスイングもなんとなく今までよりも動きやすくなった感じはします。


ベンチプレスの効果とキネティックチェーン
そして、ベンチプレスの効果が大きいと考えてます。

今、ベンチプレス60キロを持ち上げてます。

 

自分の体重よりも重いウェイトを持ち上げるには、腕の力、胸の力だけでは、持ち上げることはできません。では、どうするかというと、両脚で踏ん張って、腰を入れて、背中を反らせて、下半身からのパワー(ハムストリング、大殿筋、大腿筋群など)を胸に集めて、腕を通していっきにエネルギーを出力します。

 



それで、ベンチプレス 60キロの重さを持ち上げることができます。下半身のパワー、全身のパワーを胸に集めて、腕を通して出力するというのが、キネティックチェーンということを教えてもらいました。運動連鎖とか言うそうです。腕の筋肉、脚の筋肉というように、パーツで考えるのではなくて、全身の筋肉は繋がっており、連鎖するということです。



ゴルフスイングとキネティックチェーン
ベンチプレスの動作とゴルフスイングも似てます。

ゴルフスイングの場合、腕(手)でゴルフクラブを持ってるにも関わらず、脚を使って打てとか、下半身からスイングするとか言います。筋トレを通して、ベンチプレスで鍛えていくなかで、全身の力を使うこと、キネティックチェーンを身をもって体感して、理解できると、ゴルフスイングも下半身(脚力)を使うことが普通であるということが判ってきました。

ただ、現代人は脚を動かすことが少なくなってきました。デスクワークが多いし、車に乗るし、それほど脚を使うことがありません。すると、脚の筋肉が落ちてきて、筋力も弱くなり、神経の繋がりが悪くなり、思い通りに動かしにくくなる。だから、適切なゴルフスイングができないというか、手打ちになるのかもしれないと思いました。


股関節伸展
そして、もうひとつ股関節伸展という動作がベンチプレスとゴルフスイングに共通してます。

ベンチプレスを持ち上げるときに、背中を反らすのですが、その時の動作というのは、骨盤を持ち上げるというか、お尻の筋肉に骨盤を持ち上げるような動作となり、1度 屈んでからジャンプするときのような動作です。

股関節伸展というのは、骨盤を寝かしたり、立たせたりする動作のことで、股関節の回旋運動が要となります。ゴルフスイングでも重要な役割を担ってます。ゴルフスイングで腰を回せとか、腰の回転というのは、股関節の回旋のことを意味してるということも理解できるようになってきます。なので、腰を回そうとすれば、股関節を回旋してるということになります。

 

股関節は、関節なので鍛えられませんが、ベンチプレスで股関節を回旋させるための筋肉を鍛えることができます。

ということで、ベンチプレスはゴルフスイングにとても効果があります。はじめは、ベンチプレスって胸を鍛えるためだけで意味が無いかと思ってましたが、めちゃくちゃ意味があるんだということに気付きました。

 

トレーナーが理解してると、勉強になることが多いです。

 

1日1ミリでも前進するゴルフで頑張ります!