本日は 臨時休業をいただいております。
先日、MCI PRACTICE のリヘッドの記事を書きました。
その際に、とんでもない事実が判明した と ガチンコを彷彿させるような思わせぶりな終わり方をしちゃいました。
その内容ですが・・・
コレです
分かりますか
カーボンシャフトの先端を削って細くしてあるんです
矢印の部分から先端にかけて細くなっているのが分かりますか
本来なら 先端まで同じ太さです。
実は、その細くなった部分だけしかアイアンのネックに挿入されていなかったんです。
新しく装着するウェッジのネック深さに合わせて塗装をサンディングしようとして、シャフトが削られていることに気が付いたんです。
矢印の下側が新たにサンディングした部分ですが、矢印の上側と明らかに太さが違うでしょ
削った理由は、装着してあった7番アイアンのヘッドのホーゼルの内径がシャフトよりも細かったので、シャフトが入らなかったためです。
軟鉄のヘッドならホーゼル内径を拡げることもできますが、飛び系のヘッドはヘッド素材が硬くてホーゼル孔を拡げることができません。
どうしようもなくて、仕方なくシャフト側を削ったようですね。
ただ装着することだけしか頭になく、それがどんなに危険なことか考えずに・・・
それが何か問題でも と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことをしたら・・・
シャフトが折れます
新品シャフトの折損事故を誘発させるような作業をするなんて、普通の工房の作業じゃないですね
もともとのヘッドの選択、クラブの仕上がりスペックにも疑問がありましたが、これを見て納得しました。
とにかく売れたら良いという考えのお店のようです。
でも、近頃このような作業がされているクラブが増えたような気がします
ゴルフ工房って免許や資格が必要ないので、誰でも始めることができるんですからある意味仕方ないですけどね
この作業は、シャフトの強度と機能が損なわれない最小限の先端カットで組み上げました。
こんな同業者が存在するのが言葉にならないくらい悲しいです