(8巻16番 原詩)
Au lieu que Jieson fait sa nef fabriquer.
Si grand deluge sera & si subite,
Qu'on n'aura lieu ne terres s'ataquer,
L'onde monter Fesulan Olympique.
(直訳)
Jiesonがその帆船の製造で儲けた場所で
とても大きな洪水が とても急に起こる
人々が いる場所も大地もない状態で困難に取り組む
Fesulan Olympiqueに 波が上がって来る
この詩ですが、2行目に「大きな洪水が とても急に起こる」とありますが、4行目に「波が上がってくる」とありますから、個人的には、津波によって起こることではないかと考えています。
そして、その場所なのですが、固有名詞がすべて、確認できないものになっていて、ハッキリと特定ができません。
かろうじて、Fesulanだけは、古代ローマ時代にローマの植民地だったらしいということだけ分かっています。
それで、ここからが推測なのですが「帆船の製造で儲けた」となると、古代の海運国家であったギリシャ方面のどこかではないか、さらにはOlympique(オリンピック)という単語も出てきますから、いよいよギリシャかも? という感じですね。
となると、ギリシャの津波と言えば、サントリーニ島の噴火によって起こる津波の可能性が高い。ですから、この詩も、そのときの様子ではないか、ということです。
(意訳)
不明