(1巻5番 原詩)

Chassés seront sans faire long combat,
Par le pais seront plus fort grevéz:
Bourg & Cité auront plus grand debat,
Carcas.Narbonne auront coeurs eprouvéz.

 

(直訳)
 長い争いをせずにいる彼らを あなたは狩る
 国がより重い負担をかけることによって
 大きな村や町は より大きな論争をする
 カルカソンヌ ナルボンヌは勇気を証明させられる

 この詩も、二人称が出てくる詩で、一応、訳に「あなたは」を入れてあります。
 カルカソンヌ、ナルボンヌはピレネー山脈に近い地中海がわの町です。ですから、第九十二弾で書いた「皆が歩いてきたところのすぐ上」の位置として、ちょうどいい場所ではないかと思います。

 それで、この詩の解釈ですが「あなた=イエスキリスト」ですから「狩る」という単語を使っていますが、実際は「連れ去る」という意味合いではないかと思います。要するに「抵抗しないで、すぐに反応してきた人たちをUFOの中に乗せて救ってあげる」ということでしょう。
 ところが、やはり、突然現れた「宇宙人」ですから、普通は抵抗感がありますよね。そして、他の詩に出てくるのですが、このときに「UFOに乗ってはいけない」と指示を出す首長が登場するんです。そして、この詩を見る限り、国も「UFOの救済を信じない、反対の立場をとる」ようです。
 そこで、この「救済を信じるか、信じないか」で大きな論争が起きるんですね。
 そして、UFOがいる場所がカルカソンヌ、ナルボンヌのあたりですから「その人たちがどのような行動をとるか」ということが、周りから注目されることになるんです。

 

(直訳)

 躊躇せず、すぐにUFOに救ってもらうことを決めた人たちを あなたはUFOに吸い上げる

 以下 不明